徳山「飛び級2階級制覇」計画
WBC世界スーパーフライ級王者徳山昌守(31=金沢)が、日本ジム所属選手初となる「飛び級2階級制覇」に挑むプランが浮上した。今日27日の同級1位ホセ・ナバーロ(24=米国)相手の初防衛戦を前に26日、大阪市内のホテルで調印式と前日計量が行われた。一発パスした徳山だが「スーパーフライ級では限界」と減量の苦しみを吐露。勝っても同級のベルト返上を公言する王者が、2階級上のスーパーバンタム級で世界を目指す可能性が出てきた。
徳山が、日本ジム所属選手で初の偉業に挑む可能性が出てきた。階級を2つ上げ、一気にスーパーバンタムで2階級制覇を目指すプラン。過酷な減量苦から逃れるためだが、世界初挑戦から約6年間コンビを組む藤谷トレーナーも「ベストはスーパーバンタム」と言う。
この日の計量後、自ら切り出した。「今回は本当に苦しかった。全然汗も出ない。ほとんど何も食べられない。スーパーフライ級での限界なのか…」。前日25日の練習後で約1キロオーバー。気力もなえかけた時、父四郎さんからメールが届いた。「落ちるのを待つんじゃなく、落としに行こう。ピンチの後にチャンスありだ」。サウナに行き、午前3時にようやくリミットまで落とした。
ナバーロ戦で「スーパーフライ級卒業」と宣言している。階級を上げるか、グローブをつるすかの選択を試合後に下す。だが、2階級上なら約3・2キロの負担減。「飛び級2階級制覇」も新たなモチベーションになる。王座に返り咲いた昨年7月の川嶋戦では、自らの進化を実感。今回も「まだ出していない自分の底力を発揮できるんじゃないかと思う」。自ら「集大成」と位置付けたナバーロ戦は、新たに進む道を決める岐路となる。【大池和幸】
[2006/2/27/08:37 紙面から]
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