曙新技「日本ドロップ」披露/新日本
<新日本:大阪大会>◇17日◇大阪市中央公会堂◇1500人
曙(36)が「日本ドロップ」でレスナーの巨体を粉砕する。長州力と組んだ曙はブラック・ストロングマシン組と対戦した。曙は「日本ドロップ」と命名した新技のブロックバスターを初公開し、わずか4分51秒で後藤達を葬り去った。明日19日の両国国技館大会ではIWGP王者レスナーに初挑戦する。最後の調整試合で新技まで見せ、万全の仕上がりで決戦の舞台に上がる。
新技は絶叫とともに初公開された。後藤達を両肩で担いだ曙が「レスナー!」とほえ、ブロックバスターで勝負を決めた。わずか291秒、元横綱の独壇場で王座戦直前の試合を飾った。大正時代の歴史的建造物の会場で、超破壊的な必殺技が誕生した。
「あれは日本ドロップです。日本を代表するという意味で(命名した)。大型選手のビデオを見て、これが有効じゃないかと思ったからパクってね。レスナーだって予想していないはず」。
レスナーへの挑戦が決まり、大阪大会は直訴して緊急参戦した。坂口征二新日本相談役からレスナーの必殺バーディクトの切り返し技「坂口スペシャル」を学んだ。前方裸絞めで絞め上げ、さらに首投げで巨体をマットにたたきつける技だが、小粒の相手にこの日は試す機会さえない。ならば自ら仕掛ける日本ドロップで試運転を終えたかった。約220キロの巨体を預ければ、レスナーでさえ粉砕可能。長州からも「頼むよ」と労をねぎらわれた。
大相撲春場所が同じ大阪市内で開催されている。同期の大関魁皇が引退の危機に立たされ、曙は「日本魂で頑張れ」と願っている。「験担ぎじゃないけど、相撲時代は春は曙と呼ばれていた。19日は両国国技館で優勝決定戦に臨むつもり。大阪でいい仕上がりができた」と満点の自己採点をつけた。
師匠でもあるアントニオ猪木からは、力士有利の「ノーロープの特別ルールで戦え」と提案された。しかし「ロープはあってもなくても同じ。ボクはリング、土俵という場所の中央で戦うつもり。内臓からヤル気がわき上がっているんです」と温情をやんわりと拒否した。絶対的な自信を武器に、曙が体1つでレスナーを倒す。【横田和幸】
[2006/3/18/08:57 紙面から]
写真=後藤達(右)を日本ドロップでマットに沈めた曙
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