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2004/06/08
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アニメブームはいつまで続く!?
Anime(アニメ)−Yahooで検索すると、実に2000万件を超えるサイトがヒットします。日本のアニメが、ハリウッドで注目を浴びるようになって数年がたちますが、今ではすっかり米国人の間に「Anime」が浸透しています。米国のテレビに日本アニメが登場するようになったのはおよそ20年ほど前で、「Japanimation(ジャパニメーション)」なる言葉もできましたが、現在では日本アニメは「Anime」という単語で表現されており、米国における日本アニメの存在も変わってきています。
日本アニメがハリウッドで最初に注目を浴びたのは、おそらく96年にビルボード誌ビデオ・セール部門で1位にランキングされた「攻殻機動隊/Ghost In The Shell」だったのではないでしょうか? 近年では99年に「ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」が公開され、ポケモン・ブームを全米に巻き起こしたことも記憶に新しいでしょう。さらに昨年は、「千と千尋−」が長編アニメ部門でアカデミー賞を受賞。ハリウッドにおける日本アニメの黄金時代を築いたのです。
また、日本アニメの影響を受けていると言われるハリウッド映画も少なくありません。「マトリックス」シリーズは、ウォシャウスキー兄弟監督が日本アニメに影響をを受けていることを認めておりますし、「キル・ビル」のクエンティン・タランティーノ監督も同様です。
その背景には、子供の頃からテレビで日本アニメを見て育った世代が、第一線で活躍する時代となったからです。また、アイデア不足で悩むハリウッドにとって、日本アニメは斬新で、未知の世界であったことも要因にあげられるでしょう。
先日、アメリカにおけるアニメ・ファンの実態を見る機会があり、とても驚かされました。アジア各国のアニメや映画、音楽などの文化を紹介するアジア文化展覧会パシフィック・メディア・エキスポ(PMX)が先月末、アナハイムのコンベンション・センターで行われ、「機動戦士ガンダムSEED」の主題歌で知られる玉置成実やT.M.Revolutionらが、ライブを行ったほか、「バトル・ロワイヤル」などの邦画や日本のアニメも多数紹介されていました。その会場となったコンベンション・センターに隣接するホテルでは、一歩足を踏み入れるとコミックから飛び出してきたようなコスプレ衣装を来たファンに圧倒されました。ディズニーランドにほど近いこのホテルには、親子連れの観光客も数多く宿泊しているのですが、誰もがすれ違いざまに振り返るほど、完ぺきなコスプレマニアたちがホテルを占拠していたのです。
私が取材した日本のコスプレバンド「サイコ・ル・シェイム」のライブ会場にも、コスプ・ファンが集結しており、「いったいどこで情報を得たのだろう?」と不思議に思うほど、バンドのメンバーとまったく同じ格好をしたファンもいました。
実は彼ら「Anime」ファンは、インターネットが普及したことで、米国に住みながらネットで日本アニメや音楽などの最新情報を得て、ファン同士で情報交換をしているのです。「サイコ・ル・シェイム」のファンも同様で、ネットでCDやビデオ、衣装などを買い、この日のライブを心待ちにしていたのです。だから、言葉は通じなくても、彼らはバンドのメンバーと一緒に歌い、踊り、ライブを100%エンジョイしているようでした。
ロサンゼルス周辺では、PMX以外にも日本アニメとマンガを紹介するアニメ・エキスポが毎年夏に開催されています。アニメ人気が高まるにつれ、年々規模も拡大し、近年では1万5000人を超える参加者が集まる一大イベントとなっています。
特に今年はアニメの当たり年と言われており、注目作品が目白押しです。宮崎駿監督の新作「ハウルの動く城」や、押井守監督の「イノセンス」、大友克洋監督の「スチームボーイ」などが、早くもハリウッド関係者の注目を集めています。
今後もハリウッドにおける日本アニメの勢いは止まることを知らないようで、、「鉄腕アトム」「ドラゴン・ボール」「ルパン三世」「AKIRA」など日本を代表する作品が、次々とハリウッドで実写版でリメイクされる予定なのです。
このアニメ・ブームどこまで続くのでしょうか?
(このコラムの更新は毎週火曜日です)
【千歳香奈子】