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2004/08/10
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「007」ブロスナン降板はホント!?
どうなるボンド−。来年公開予定の第21作目「007」シリーズのジェームズ・ボンド役をめぐって、様々な憶測が流れています。5代目ボンド役のピアース・ブロスナンが、次回「007」シリーズには出演しない意向を示し、降板説が濃厚となっているからです。
以前から製作元のMGMスタジオは、ボンドの若返りを図りたい方針を示し、51歳になったブロスナンに変わって、若手俳優の起用を示唆していました。すでに、米メディアはこぞって次期ボンド役候補としてオーランド・ブルーム、ヒュ―・グラント、ジュ−ド・ロウ、エリック・バナ、コリン・ファレル、クライヴ・オーウェン、ヒュ―・ジャックマンらの名前を挙げています。
いずれも若手で将来が嘱望される俳優ばかり。ボンド役は、ただかっこいいだけの2枚目俳優には務まりません。セクシーさ、タフさ、ユーモアのセンスなども求められる同役のキャスティングは、一筋縄ではいかないでしょう。あなたならどのボンドを見てみたいですか?
ボンド・ファンの間では誰が次期ボンドになるのか、ネット上で熱い論議が繰り広げられています。一番多いファンの意見は、やはりブロスナンの続投です。「ブロスナンを辞めさせないで」「みんなでMGMにブロスナン続投を訴えるメールをしましょう」などの書き込みが相次いでおり、ブロスナンのボンド人気の高さが伺えます。私の身近にいる映画ファンや「007」シリーズのファンの人たちに「次期ボンド役は誰がふさわしいと思うか」聞いてみました。やはり、誰もがブロスナンのボンドをもう1度見たいと答えています。ブロスナン以外ではジュード・ロウとオーランドが人気を2分する結果となています。
2年前、私は第20作目となった「007/ダイ・アナザー・デイ」の公開前にブロスナンにインタビューし、次回作のボンド役を続投するのか? と質問しています。その時は「引退? ノーだね。もう1作品撮りたいといわれ、すでに契約も済ませている」と力強く断言していました。その言葉どおり、次回作を最後に引退することが当初は決まっていたようなのです。
MGM関係者が内情をこっそりと教えてくれました。「ブロスナンは最初から21作目を最後に引退することになっていました。しかし、“トゥモロー・ネバー・ダイ”の頃からスタジオ側と演出について対立するようになりました。昔ながらのボンド映画を求めるブロスナンに対し、スタジオ側はアクションに重点を置いた作品作りを進めてきたからです。さらに出演料をめぐってもMGMと対立しており、両者の間で溝を埋めるのが難しい状況なのです」。
前作では1600万ドルのギャラだったブロスナンが、次回作では2500万ドルを要求していると伝えられています。演出をめぐる対立とギャラ交渉の決裂が、降板説の真相だったようです。MGMは次期ボンド候補をヒュ―・ジャックマンに絞ったとも言われており、どうやらブロスナンの降板説はますます現実味を帯びているようです。
(このコラムの更新は毎週火曜日です)
【千歳香奈子】