|
<< STORY >>
クリスマスイブの夜、少年はベッドの中でじっと耳をそばだてていた。クリスマスなんて、もう信じない。サンタがやってくるなんて…。それでも去年のように、待ってみた。やっぱり鈴の音は聞こえない。真夜中まであと5分−。時計の針が11時55分を指した、その時だ。少年は突然の轟音を耳にした。思わずベッドから跳ね起き、窓辺に駆け寄ると、そこには信じられない光景が!
降りしきる雪の中、サーチライトを夜空に向け、もうもうと白い煙をあげながら、黒光りする巨大な蒸気機関車がこちらに向かって近づいてくるのだ。その機関車は、少年の家の前まで来ると、ぴたりと停まった。パジャマのまま表に飛び出した少年を待っていたかのように、車掌が問いかけた。「キミも、一緒に来るかい?」。
北極点行きの急行「ポーラー・エクスプレス」。車掌はそう言ったが、目の前の出来事も、車掌の言っていることも、すぐには信じられない。早く乗車するようにとすすめられても、まだ迷っていた。
「乗客者名簿にはキミの名前が載っているけど、キミの好きにすればいいさ」。車掌の一言を残して動きだした汽車に、少年は飛び乗った。車内にいた大勢の仲間たちと一緒に、そのとき、少年の旅が始まった−!
知ったかぶりをする男の子、何かを言いかけてはやめてしまう女の子。最後に乗り込んできた男の子は、ずっと黙り込んだままだ。そして少年は、いまだに自分の身に起こっていることが信じられずにいた。それぞれの思いを乗せて、ポーラー・エクスプレスが走る! 期待に胸を弾ませている仲間たちも、汽車の行き先が気になる少年も、その先に何が待っているのかは、想像もつかなかったけれど…!
<< INTRODUCTION >>
世界中の子供たちと、むかし子供だったすべての大人たちに、この冬、サンタクロースから届く、不思議な、すてきな、プレゼント。クリスマス・イブの夜にあらわれる謎の機関車「ポーラー・エクスプレス」に乗って、クリスマスの聖地・北極点へ!
そこは、ほんの少しの勇気と、信じる心があれば、どんな願いもかなう場所。地球のてっぺんを目指して猛スピードで走るスリルいっぱいのアドベンチャー。そして、数々の冒険の先に待っている、世界で一番うれしい出会い。04年冬、いつもとは違う、忘れられないクリスマスがやってくる!
「フォレスト・ガンプ」のアカデミー賞コンビ、ロバート・ゼメキス監督とトム・ハンクスが贈る、この冬最高のクリスマス・ムービー「ポーラー・エクスプレス」。「ジュマンジ」の原作者でもあり、アメリカの絵本の金メダル、コルデコット賞に輝く世界的な人気絵本作家C.V.オールズバーグの「急行『北極号』」を原作に、見る人すべての思いをのせて、いま不思議な汽車が走り出す!
独特のタッチで描かれる幻想的な絵本の世界にトム・ハンクスを取り込み、今までにないまったく新しいスタイルの映像でつづる、スリルと感動のクリスマス・ストーリー。斬新な映像を手がけるのは、視覚効果で5回のオスカー受賞歴を誇るケン・ラルストンと、彼が率いる特撮工房ソニー・ピクチャーズ・イメージワークス。次世代モーションキャプチャープロセスを駆使したフルCGアニメーションで、キャラクターに人間の動きや情感を吹き込み、上質の絵本そのままに、従来のアニメ映画とは一線を画す美しい幻想の世界を創り出す。
サンタクロースを待ちわびる少年の前に、白い蒸気をまとってあらわれた謎の機関車「ポーラー・エクスプレス」号。車掌のすすめられるままに乗り込んだ北極行きの汽車の旅は、スリルと冒険の連続。線路に立ちふさがるトナカイの大群、氷の上でのブレーキ故障。北極点の街には年に一度のお祭りを祝う小人たち。やがて訪れる旅の終わりは、決して消えない感動の始まり−。「サンタクロースは本当にいるの?」そんな思いを抱いていた主人公の少年に、そしてあなたの心にも、クリスマスの奇跡が起こる!
|