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■VOL.11 バックナンバー
 ミスター・ルーキー  (日、02年公開作品、118分)

出演: 長嶋一茂、鶴田真由、橋爪功、竹中直人
監督: 井坂聡
脚本: 井坂聡、鈴木崇
ミスター・ルーキー 発売元:角川書店
発売元:ジェネオン エンタテインメント
作品名:「ミスター・ルーキー」
価格:3,990円(税込)

〔内容紹介〕  プロ野球選手になる夢を実現するため、家族や会社に内緒で奮闘するサラリーマンの遅れてきた青春ストーリー。

 200×年、夏。阪神タイガースは、甲子園球場限定のなぞの抑えの覆面エース、ミスター・ルーキーの活躍で快進撃を続けていた。正体は、大手ビールメーカーに勤務する32歳のサラリーマン、大原幸嗣(長嶋一茂)。高校時代は甲子園を目指すほどの剛腕で鳴らしていたが、肩を壊してからは野球から離れていた。だがひょんなことから、パートタイムの投手として球界入りを果たす。それを知るのは瀬川監督(橋爪功)らごくわずか。今の仕事を捨ててまでプロになる自信がなかった幸嗣は、妻の優子(鶴田真由)や小学生の息子には、もう1つの仕事を明かしていない。

 ある日、幸嗣の会社で新製品ルーキービールのCMモデルに、ミスター・ルーキーの起用案が持ち上がった。しかも、阪神がリーグ優勝すれば全国発売になるという。交渉役に抜てきされた幸嗣は早速、瀬川監督に相談。そんな彼に、瀬川監督はミスター・ルーキーの甲子園球場以外での登板を要求した。その条件を飲まされ、奮闘する幸嗣であったが、やがて二重生活の疲れはピークに達し、登録抹消されてしまう。だが、夫がミスター・ルーキーであることに気づいていた優子に励まされて奮起する。そして宿敵ガリバースとのリーグ優勝をかけた最終戦に覆面なしで登板する。

〔ひと言〕  東大の野球部出身という井坂監督ならではの視点から野球を描いた快作。3万人を集めたという甲子園でのタイガースの大応援団の盛り上がり方も一見の価値あり。不器用だが、実直な幸嗣役に、長嶋一茂がハマっている。竹中直人のファンぶりもサマになっている。昼はサラリーマン、夜は覆面投手という奇想天外なストーリーはもちろん、やはり目を奪われるのは、本当の中継かと思うほどの迫力満点の野球の試合だろう。



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