
森田監督「一生ものの作品」
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| 作品賞を受賞した「阿修羅のごとく」の森田芳光監督 |
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森田芳光監督(53)の「阿修羅のごとく」が作品賞に輝いた。今回が区切りの20作目。「肌触りの良い日本映画をつくりたかった。オーソドックスな作品にあえて直球で勝負した。自分の中で一生ものの作品だと思っているので評価されてうれしい」。
4姉妹それぞれの恋愛、昭和の家族愛を通じて、女性の内に秘める「阿修羅」を描いている。79年のドラマ放送から24年たっての映画化だったが「時代は変わっても本質は変わらない。作品のテーマを一番出せるのが昭和の時代」と当時の時代設定にこだわり、古き良き時代を表現した。
豪華女優陣の共演が話題となった。「その年代の代表選手を集めて、姉妹4人の違った色を出したかった。1人1人が良い仕事をしてくれた。このドリームチームで良い映画になるのは当たり前」と胸を張った。
現在公開中だが客層は中高年が中心だという。「この受賞をきっかけに若い人にも見に来てほしい」とアピールも忘れなかった。
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「4姉妹の微妙なライバル意識をうまく描いた」(福島瑞穂)「日本映画に対する信頼感を持てた」(福岡翼)など「阿修羅のごとく」を推す声が圧倒的。2位「座頭市」に8票差をつけて決まった。 |
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◆阿修羅のごとく 堅物の父親(仲代)に愛人がいることを三女滝子(深津)が突き止めた。一大事に普段は疎遠の4姉妹が顔をそろえる。長女綱子(大竹)は不倫相手がいる。二女巻子(黒木)は夫の浮気を疑っている。三女滝子は素直な恋愛ができない。四女咲子(深田)はボクサーと同せい中。それぞれ憂いがある姉妹だが、父の裏切りを母(八千草)に伏せておくことに同意する。
◇森田芳光(もりた・よしみつ) 1950年(昭和25年)1月25日、東京都生まれ。日大芸術学部在学中から自主映画を撮り、81年「の・ようなもの」で監督デビュー。主な作品は「家族ゲーム」(83年)「それから」(85年)「失楽園」(97年)など。監督以外に脚本なども手掛ける。
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