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第18回日刊スポーツ映画大賞
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作品賞

井筒監督の「パッチギ!」が受賞、続編に着手

井筒和幸監督の写真
作品賞の井筒和幸監督(中央)。左は崔洋一監督、右はオダギリジョー

 鬼監督に涙…。「パッチギ!」で作品賞を獲得した井筒和幸監督(53)は、目を赤くしながら受賞した。控室に戻ると「無冠の帝王でよかったんやけど。いや、しゃんとせな思うたら、なんかな…」としみじみ。賞は「岸和田少年愚連隊」(96年)のブルーリボン賞以来。「毒があって、はみ出してナンボみたいなオレがつくって、評価されたことが素直にうれしい」。あふれる喜びが表情を少年のようにした。

 「パッチギ!」は、分断の悲劇の歌「イムジン河」をモチーフに「人々の心の叫びを描いた」。この日は競馬の有馬記念を引き合いに「あのディープインパクトが負けてハーツクライが勝った。心の叫び、そのままやんか。あれ見て、オレも大きな会社では絶対つくれんヤツ、つくり続けていくぞと。原点回帰や」と我が道を強調した。

 既に「第2楽章」に着手している。「68年より前にさかのぼってイムジン河のルーツを探り、主人公らのその後も描きたい。もっと過激にして朝鮮半島で撮影しようか」と豪快に笑った。【村上久美子】

[2005/12/29 紙面から]


 ◆「パッチギ!」 68年の京都。高校生の康介(塩谷瞬)は、朝鮮高校にサッカーの対外試合を申し込みに行き、キョンジャ(沢尻エリカ)に一目ぼれした。しかし彼女は、番長アンソン(高岡蒼甫)の妹だと分かる。そんな中康介は、引き裂かれた朝鮮半島の悲しみを歌った「イムジン河」という歌と出会う。日朝高校生たちの熱い青春を描いた感動作。

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