織田、主演賞要請された/日刊映画大賞
石原裕次郎夫人の突然のゲキに、織田裕二(36)がほおを染めた。第16回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞(日刊スポーツ新聞社主催、石原裕次郎記念館協賛)の表彰式が26日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで行われた。石原裕次郎賞を受賞した「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」に主演した織田が、石原まき子さんから賞金300万円を受け取った。その席でまき子さんから「次は主演男優賞を」と要望され「頑張りますよ」と誓いを新たにしていた。
「壬生義士伝」で主演男優賞に輝いた中井貴一(42)は、同作に情熱を傾けながら志半ばで他界した2人の友人に賞を捧(ささ)げ「これで墓参りに行けます」とほほ笑んだ。また「座頭市」で監督賞を手にした北野武監督(56)は、石原裕次郎賞の織田裕二にジョークで興行成績に応じたギャラ“歩合制”を勧めながらも、「賞をもらえてよかった」と興行成績よりも作品を評価されたことを素直に喜んだ。
主演女優賞の寺島しのぶ(30)は、対象作品「赤目四十八瀧心中未遂」の大胆な演技を思わせる背中が丸見えの深紅のドレスで華やかさを振りまいた。「ヒロインの綾は背中がポイントだったでしょ。今日は入れ墨を忘れましたけど」とジョークまで飛び出すはしゃぎようだった。また「阿修羅のごとく」で助演女優賞を受賞した八千草薫(72)は、鈴木京香(35)深田恭子(21)の2人の“娘”から祝福を受けた。
◆石原裕次郎賞・石原裕次郎新人賞 87年に亡くなった戦後を代表するスター石原裕次郎さんの遺志を引き継ぎ、日刊スポーツ映画大賞に併設された。石原プロモーションが運営に全面協力している。その年に最もファンの支持を得た、スケールの大きな作品に贈られるのが石原裕次郎賞。裕次郎さんをほうふつとさせる将来性豊かな新人に贈られるのが石原裕次郎新人賞。賞金はそれぞれ300万円、100万円。
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盾には黒沢監督の絵
日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞の表彰式で受賞者に贈られる盾には、故黒沢明監督が描いた絵コンテがレリーフ(浮き彫り)として使われている。90年の映画「夢」のために黒沢監督が描いたコンテで、主人公の「私」が天使に手を取られて飛翔(ひしょう)するという構図だ。95年の第8回から、この楯が贈られている。
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