松雪“フリフリ”に6時間練習2カ月
女優松雪泰子(33)が福島県古殿町で行われた主演映画「フラガール」(李相日監督、夏公開)の撮影で、2分間の激しいダンスシーンに臨んだ。松雪はこのシーンのために、11月から2カ月間、毎日6時間のレッスンを積んできた。その影響で腰を痛めるなどしたが、無事に撮影を終え「やり切った」と満足そうに話した。映画は3月上旬に撮了、今夏公開予定。
撮影現場には緊張感が充満していた。撮影は早朝から12時間にも及んだが、松雪はほとんど腰を下ろすことなく、何度もダンスの流れを確認し、小刻みにステップを繰り返した。
2分間のタヒチアンダンスがスタートする。腰を前後左右にくねらせ回転させながらも、手以外の上半身はほとんど動かさない難易度の高いダンスだ。難しい動きに加え、途中でリズムが変化したり、後ろ向きに倒れ込んだ姿勢から、上半身の力だけで起き上がるなどハードだ。両手を高く上げた決めポーズの後OKの声が掛かると、やっと笑みを見せ、スタッフや取材陣からも「ほうっ」と感嘆のため息が漏れた。さまざまな角度から撮るため、撮影は長時間になったが、松雪は「今まで心を解放して踊れたことがなかったので、初めてリラックスして踊れました。やり切った感があります」と満足していた。
このダンスシーンのために、11月からバレエ、フラダンス、タヒチアンダンスのレッスンをそれぞれ2時間、計6時間毎日続けてきた。腰の動きに慣れるだけでも1カ月はかかり、腰も痛めた。それでも子供のころのバレエ経験が生きた。「細胞や筋肉が(ダンスの)動きを覚えている」と話すように、ダンスの先生からも「筋がいい」と絶賛された。
「フラガール」は福島県いわき市に40年前に開業した常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)の立ち上げのドラマを描いている。松雪は東京から来たダンス教師を演じる。撮影されたダンスは、町の女性たちが触発され、センター立ち上げに動き始める、物語のキーになるシーンだった。踊りきった松雪は「ダンスをやり続けたい」と体にリズムが染み込んだようだ。
ほかに蒼井優、豊川悦司、南海キャンディーズのしずちゃんらが出演する。
[2006/2/1/08:51 紙面から]
写真=映画「フラガール」のダンスシーンを撮影する松雪泰子(撮影・小林千穂)
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