本広監督「UDON」主演にユースケ&小西
映画「踊る大捜査線」シリーズの本広克行監督(40)が讃岐うどんを題材にした新作「UDON」(8月26日公開)を製作し、主演にユースケ・サンタマリア(35)小西真奈美(27)を起用することが13日、分かった。今月下旬から香川で長期ロケを行い、ブームと言われて久しい讃岐うどんをめぐる人間模様を描く。ユースケは「踊る」シリーズ大ヒットの立役者の1人。今度は庶民の味の代表格うどんも踊らせる!?
「踊る」の次は「すする」なのか。ユースケは「近年まれにみる面白い映画になると思います」と自信満々。「踊る2」に出演した小西も「想像がつかない展開があって本当に面白くなりそう」と期待を寄せる。ユースケは、うどん職人の父を持つコメディアン志望の若者役。帰郷して頑固な父と向き合う。小西は、うどん巡礼コラムを執筆するタウン情報誌の編集者役。物語の中心には常にうどんがある。
なぜうどんムービーなのか? 企画したのは香川県出身で無類のうどん好きの本広監督。同県民にとっては日常食。小中学校でも給食メニュー。朝昼晩うどんも珍しくない。ところが数年前から、全国の麺(めん)好きが注目し始めた。高い飛行機代をはたき、1杯100円の素うどんをすする。県内を食べ歩くうどん巡礼がブームになった。
数年前に里帰りした同監督は故郷の“異変”に刺激され、「踊る」シリーズでタッグを組んだフジテレビ亀山千広プロデューサーに映画化を提案。亀山氏も「土地に根付いた食べ物は人をひきつける深い魅力がある」と「食感を楽しむ映画」製作に乗り出した。
スタッフは900店以上といわれる県内のうどん店の200店以上を訪れ、味を確かめながら、関係者からエピソードを収集するなど、周到な準備を続けてきた。「踊る」シリーズ3作で計300億円以上の興行収入を生み出した本広氏だが「当たり前のように食べてきたうどんを扱う映画なので、自分のすべてを出し切りたい」と身近すぎる題材にプレッシャーを感じている。
亀山氏は「家族のきずなも描く。ブームとは何だろうという検証もしたい」と隠し味も用意する。85年の映画「タンポポ」(伊丹十三監督)はラーメンを扱った人間ドラマとして海外でも高評価を得た。「UDON」も海外進出を視野に入れている。“踊るうどん”が海を渡る日も近い?
[2006/3/14/07:59 紙面から]
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