nikkansports.comホームへ

すべてのナビゲーションを飛ばす。コンテンツへ すべてのナビゲーションを飛ばす。コンテンツへ
共通ナビゲーションここから 共通ナビゲーションを飛ばす。サイト内検索へ 共通ナビゲーションを飛ばす。サイト内検索へ
記事一覧   スコア速報   スポーツカレンダー  最新ニュースをRSSで公開しています
サイト内検索ここから サイト内検索を飛ばす。ジャンルナビゲーションへ サイト内検索を飛ばす。ジャンルナビゲーションへ
サイト内検索 
Powered by Google 
click here!
ジャンルナビゲーションここから ジャンルナビゲーションを飛ばす。ページメニューへ ジャンルナビゲーションを飛ばす。ページメニューへ
nikkansports.com・ホームへ ジャンルナビゲーション
野球ページへ サッカーページへ スポーツページへ バトルページへ 競馬ページへ 芸能ページへ 社会ページへ ライフページへ
 nikkansports.com > 社会TOP > 阿曽山大噴火の「裁判Showに行こう」
ページメニューここから ページメニューを飛ばす。コンテンツへ ページメニューを飛ばす。コンテンツへ
新聞購読の申し込みはこちら

click here!
社会TOP
おくやみ
おすすめコンテンツ
  ブログ&コラム
  TV全国番組表
  コンピ指数
  ショッピング
  サッカーメルマガ
  プレゼント
  占い−0学占星術
  映像配信


地域情報
  北海道
  東北6県
  静岡
  なにわWEB
  九州

コンテンツここから このページの先頭へ戻るこのページの先頭へ戻る
社会タイトル
阿曽山大噴火の「裁判Showに行こう」
過去のコラム一覧

これが新しい裁判の形、分かりやすく迅速に

 今回は裁判員制度の話。この内容って、どれだけの人が知ってるんだろうか? 今、最高裁が大規模なアンケートを行っていて、もうすぐ結果を発表すると思うんだけど、よく分かってない人の方が多いでしょ? オレだって、裁判員制度の説明会やらシンポジウムに行ってるけど、分からないことはたくさんあるし。

 多くの人が内容を理解してないのが原因だと思うんだけど、あるアンケート結果を見ると「裁判員に参加したくない」と答えている人の理由が

 〇法律のことを知らない素人が判断するのは無理
 〇仕事があるので、長期間は無理

 という2つが圧倒的に多いんですね。そんな2つの理由に答えるかのように、裁判が変わってきてるんです。「分かりやすく」「短期間で」。

 先週はそんな裁判員制度のテストケースとも言える裁判が2つあったので、事件の内容より裁判のやり方をメーンにした傍聴記を。

 1つめは、3月7日に行われた三田武敏被告人の初公判。罪名は傷害致死。自宅で4歳の長女に暴行を加え死亡させたとされるもので、被告人は自宅居間で娘の両足を持って振り回し、左側頭部をタンスにぶつけたという。被告人は「娘が冷蔵庫から勝手にアメなどお菓子を出して食べたので、しつけのためにやった。やりすぎた」と逮捕後、容疑を認めている。

 あきれてしまうほどにひどい幼児虐待の事件です。

 で、この裁判では「分かりやすく」するためにプロジェクターが使われていました。検察官が冒頭陳述を読み上げている途中のことです。

 検察官 「被告人は、しつけと称して普段からゲンコツ・蹴る・尻を肩たたき棒でたたくなどの暴行を加えていました。そして、犯行ですが、こちらのプロジェクターを使って説明させていただきます」

 もう1人の検察官がプロジェクターとパソコンの電源を入れると、スクリーンに映し出されたのは、部屋の見取り図。

 検察官 「帰宅した被告人は、ゴミ箱に納豆の容器が捨てられてるのを発見し、勝手に冷蔵庫から食べ物を出したことに腹を立て、寝ている長女の足をつかみました」

 次にスクリーンに映し出されたのは、被告人と長女、整理タンス。そして、その距離。

 検察官 「この時、画面下にあります整理タンスと被告人の距離は1・07メートル」

 等々、プロジェクターから投影される絵に合わせて、犯行の詳細が語られていました。

 事件の内容が残酷なんで生々しく感じたところもあったけど「分かりやすい」という点で見れば、口頭だけで説明されるより、視覚に訴える方がいいかもしれないですね。

 プロジェクターを使用するのは、去年から少しずつ増えてきてるので、裁判員制度が始まるころには主流になってるのかもしれないです。

 2つめは9、10日に行われた神酒年雄被告人の初公判。罪名は殺人・窃盗。

 16年前の90年11月に男性を刺殺したとして逮捕、起訴されたもので、事件当時、現場に刃物が残され、犯人のものとみられる血液が付着しており、当時、実用化されていなかった方法で、あらためて血液をDNA鑑定した結果、神酒被告人のものと一致。時効1カ月前に逮捕ということで、大きく報道された事件です。さらに、この事件は別のことでも報じられました。それは「公判前整理手続きを適用し、土日を除く6日間、連続開廷する」というもの。

 “公判前整理手続き”っていうのは、初公判を開く前に証拠などを整理して、争う内容を絞ることなんだけど、これを適用して連日開廷するのは、初めてのケースです。

 殺人事件の公判は判決までに半年以上かかるのが普通で、被告人が否認していれば数年かかることもあるんです。それが神酒被告人が否認しているのに、審理は1週間だけ。

 で、裁判はスケジュールが前もって決まってるためか、目まぐるしいほどに証人が出廷しました。弁護士も検察官も、時間に追われてる感じでピリピリしてる印象を受けました。特に印象深かったのが、裁判官の一言です。3月10日の公判で証人が出廷した時、弁護士に向かって「え〜、時間が5分オーバーしてますので、焦点を絞って質問お願いします」と。5分くらいと思うんだけど、よほど時間に追われてるんでしょうね。

 そして、公判の最後にはピリピリと張り詰めた緊張の糸が切れたのか、弁護人と検察官が大ゲンカ。急きょ予定になかった取り調べ官の証人尋問が認められると、

 弁護士 「質問事項書(質問内容、返答を前もって提出するための書類)は出さなくてもいいですよね?」

 すると5人の検察官が立ち上がって

 検察官 「そんなのいいわけないでしょう!」
 弁護士 「土日を挟んでなので、証人と接触できない可能性もありますし…」
 検察官 「それは弁護人の言い分でしょ? 法律読んだことないのかよ…」
 裁判官 「まぁまぁ…時間的にも厳しいと思いますが、提出していただけますでしょうか」
 弁護士 「ただ、推測の答しか書けないと思いますけど」
 検察官 「だから、それが質問事項書でしょ?」
 弁護士 「推測で書いたものが、何の意味があるんですかねぇ」

 と、事件とは関係ないことでヒートアップしてました。

 このケンカが終わり、閉廷したのは予定より1時間もすぎた18時10分。途中で5分の遅れを気にしていた裁判官って…。

 長期に渡って行われてる裁判もどうかと思うけど、無理に短くしようとするのも、ちょっと疑問を感じたなぁ。

 とにかく、これが新しい裁判の形。


 今週の注目の裁判

3月13日(月)被告人:吉田尚人 起訴事実:殺人・傷害
<ホームレス男性殺害事件> 05年7月、東京都墨田区の公園の遊歩道で、路上生活の男性が襲われて死亡した。いずれも定時制高校の生徒で、同区内の少年(当時19)と、江東区内の吉田尚人(当時20)が殺人の疑いで警視庁に逮捕された。

3月13日(月)被告人:村上良則 木村真木 起訴事実:薬事法違反
<アガリクスに関する薬事法違反事件> 05年12月、がんに効くとうたってキノコの一種アガリクスの健康食品を書籍で宣伝したとして、出版社「史輝出版」の木村真木社長(当時49)らが、薬事法違反の疑いで警視庁生活環境課に逮捕された。

3月13日(月)被告人:有栖川晴美こと坂本晴美 有栖川識仁こと北野康行 起訴事実:詐欺
<有栖川宮を語った詐欺事件> 03年4月、「有栖川識仁」(ありすがわ・さとひと)を自称した無職北野康行(当時41)と無職坂本晴美(当時45)は、大正時代に断絶した皇族「有栖川宮」を名乗って都内で結婚披露宴を開き、祝儀約1300万円などをだまし取ったとして、同年10月21日、警視庁公安部に、詐欺容疑で逮捕された。披露宴は03年4月6日、都内で開かれた。約2000人に招待状が送付され、俳優の石田純一さん、タレントのエスパー伊東さんら約400人が出席した。(バックナンバー第1回、第19回参照)

3月14日(火)被告人:南雲安里 起訴事実:傷害致死
<3歳女児を虐待で死亡させた事件> 東京都練馬区で3歳の女児が母親に虐待され死亡した事件。南雲被告は母親の友人。

3月14日(火)被告人:冨里俊輔 起訴事実:詐欺
<航空会社社員を装った詐欺事件> 無職の冨里俊輔は02年から04年にかけて、米ユナイテッド航空の社員をかたり、インターネットを通じて知り合った女性から現金約330万円をだまし取った。05年9月に逮捕された。

3月14日(火)被告人:笠原友子 起訴事実:殺人(判決)
<工務店経営者の射殺事件>2001年、東京都板橋区で工務店経営丸山寿治さん(当時70)が、元暴力団組員で韓国籍の姜柄旭(49)に射殺された。後に、遺産相続をめぐり、丸山さんの長女笠原友子(46)が姜に丸山さんの殺害を依頼したことが判明した。

3月15日(水)被告人:岡村靖幸 起訴事実:覚せい剤取締法違反(控訴審判決)
<岡村被告の覚せい剤使用事件> 80年代中ごろから「Out of Blue」などの曲で人気のミュージシャンの岡村被告は、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで5月20日に警視庁渋谷署に逮捕された。4月上旬、渋谷区内の路上を歩いていた際、挙動が不審だったため署員が職務質問。その後、同署で薬物検査を受け陽性反応が出たため、5月20日に東京都内の自宅マンションで逮捕された。岡村被告は自身のアルバム「早熟」や、歌手渡辺美里さんらへの曲の提供などで知られている。(バックナンバー第9回参照)

3月15日(水)被告人:新実智光 起訴事実:殺人等
<オウム真理教事件における新実智光被告> 地下鉄、松本両サリン事件や坂本堤弁護士一家殺害事件など11事件で計26人を殺害したとし逮捕、起訴された。1審で検察は「最も血生臭い役割を担当した」と論告し、「極刑をもって臨むほかない」と死刑を求刑した。02年6月26日、1審で死刑判決。昨年04年11月に東京高裁で控訴審第1回公判が行われた。弁護側は1審同様、「(首謀者以外は死刑にならない)内乱罪が成立する」などと量刑不当を主張している。(バックナンバー第4回参照)

3月15日(水)被告人:宮田秀徳 本田和人 石渡一成 起訴事実:建造物侵入
<UFJ銀行内の盗撮事件> 05年に起きたUFJ銀行(現三菱東京UFJ銀行)のATMに隠しカメラが仕掛けられていた事件で、宮田らはその実行班として逮捕、起訴された。

3月15日(水)被告人:大倉昌広 起訴事実:強盗殺人
<サウナ店長殺害事件> 05年10月、東京都板橋区のサウナ店の店員大倉昌広(当時61)は同店店長の門間信夫さん(当時57)の胸や腹を包丁で刺して殺害、売上金約25万円を奪って逃げた。

3月16日(木)被告人:小日向将人 起訴事実:殺人等(控訴審判決)
<前橋のスナックでの殺害事件> 03年1月、暴力団幹部の小日向将人(当時33)は、同幹部山田健一郎(当時36)とともに対立する暴力団の元組長殺害のため、前橋市三俣町のスナック前にいた元組長の警護役を射殺した後、店内で拳銃を乱射した。これにより3人の客が死亡、元組長と客の調理師の2人が重傷を負った。

3月17日(金)被告人:大神源太 起訴事実:詐欺
<ジー・オーグループ詐欺事件> 投資会社ジー・オーグループによる出資法違反事件。グループの事業の多くは実体がなく、会員から金を騙し取っていた。買収したとするフィリピンの銀行の破たんなど国際投資トラブルまで引き起こし、1万人以上の会員から約5年間に投資金などとして約480億円を集めたとされ、02年9月に逮捕された。大神被告は同グループの元会長で、逮捕前には本人出演のアクション映画を制作するなど、その派手な行動も話題になった。(バックナンバー第3回参照)

3月17日(金)被告人:佐藤正義 起訴事実:事後強盗・鉄砲刀剣類所持等取締法違反
<交番隣のコンビニ店への強盗事件> 05年12月、コンビニ店員の佐藤正義(当時21)は、東京都世田谷区赤堤5丁目のコンビニエンスストア「セブンイレブン世田谷下高井戸店」に客を装って入店。レジに近づき現金3万円を強奪した。だが、騒ぎを聞きつけた道を挟んで隣の北沢署赤松交番の巡査(当時26)に逮捕された。

3月17日(金)被告人:山田遵 起訴事実:名誉棄損
<中村屋に対する名誉棄損事件> 05年6月、菓子製造大手「中村屋」の株主にうその情報を流し同社の信用を損ねたとして、自称経営コンサルタント山田遵(当時66)が信用棄損の疑いで警視庁に逮捕された。山田は中村屋の社長ら6人を名指しして、うその内容の文書を、同社の大株である大手銀行にファクスで送ったとされる。(バックナンバー第23回参照)

3月17日(金)被告人:越智敦子 起訴事実:詐欺
<超能力者を語った詐欺事件> 05年2月、千葉県市原市の会社社長、越智敦子(当時50)、増田正(同41)の2人が超能力で病気などの悩みを解消できるなどとうそを言って相談料名目で計約490万円をだまし取った。

3月17日(金)被告人:西村貴光 起訴事実:建造物侵入(初公判)
<UFJ銀行内の盗撮事件> 05年に起きたUFJ銀行(現三菱東京UFJ銀行)のATMに隠しカメラが仕掛けられていた事件。西村は見張りを立て、自ら映像受信機を持ち込んだ。

 ◆阿曽山大噴火(あそざん・だいふんか)

 本名:阿曽道昭。1974年9月12日生まれ、山形県出身。大川豊興業所属。趣味は、裁判傍聴、新興宗教一般。チャームポイントはひげ、スカート。裁判ウオッチャーとして数多くの裁判を傍聴。 月刊誌「創」に裁判傍聴日記の「アホバカ裁判傍聴記」を連載している。主な著書に「裁判大噴火」(河出書房)。

 パチスロはすでにプロの域に達している。また、ファッションにも独自のポリシーを持ち、“男のスカート”にこだわっている。定住する家を持たない自由人。パチスロと裁判傍聴で埋めきれない時間をアルバイトで費やす日々。

前のページへ戻る このページの先頭へ
日刊スポーツから | 広告ガイド | 会社案内 | 採用情報 | このサイトについて | お問い合わせ
  nikkansports.comに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。
  すべての著作権は日刊スポーツ新聞社に帰属します。