谷内正太郎外務事務次官は5日午前、外務省で開かれた賀詞交換会で「どうしてこういう情報が外に出るのかと誠に情けない思いをすることが、この1年に1、2回ではなくあった」と述べ、省内の機密保持の甘さに“警鐘”を鳴らした。
新年のあいさつで外務次官が同省職員に苦言を呈すのは異例で、週刊誌報道で明るみに出た在上海日本総領事館の男性職員自殺問題など、情報管理への危機感の高まりが思わず口をついて出たようだ。
谷内氏は「さまざまな制度整備がなされたが、意識の面ではまだまだ追いついていない」と指摘。機密保持は外務省の「最も基本的なモラル(道徳)」だと強調した。
また幹部職員に対しては「外部からの不当な依頼の盾にならず、それを部下に押しつけていないか」と訴え、政治家などからの“圧力”に毅然(きぜん)とした対応を求めた。
[2006/1/5/14:55]