京都市東山区の三十三間堂で15日、江戸時代に盛んだった通し矢にちなんだ「大的全国大会」が開かれ、新成人の男女約1800人を含む約2000人が、日ごろ鍛えた弓の腕前を競った。
堂の西庭に設けられた射場に、あでやかな振り袖に白たすき、はかま姿の新成人の女性が並んだ。60メートル先にある直径約1メートルの的を狙い「ビュン」と弦が響き放たれた矢が的を射抜くと、見物客から歓声が上がった。
参加した京都市の短大生西村真美さん(20)は「4月からの就職も決まり、学生から社会人への区切りという思いで的を射た。距離が長く狙いは外れたが、いい思い出になります」と話した。
通し矢の始まりは平安時代とされ、江戸時代に各藩が威信をかける行事になり、南北に間口が約120メートルある堂に沿って、武士が一昼夜に何本の矢を的に射通すかを競った。
[2006/1/15/12:27]