小嶋社長が公表待てと要求した
耐震強度偽装問題で衆参両院の国土交通委員会は19日、参考人質疑を行った。姉歯秀次元1級建築士(48)に構造計算を発注した設計事務所スペースワンの井上正一代表は衆院国交委に出席し、昨年10月27日に指定確認検査機関イーホームズで関係者が対応を協議した際、ヒューザーの小嶋進社長(52)が「公表を待つように」と要求したと述べた。
衆院国交委には、多くの偽装ホテル開業に関与した総合経営研究所の四ケ所猛チーフコンサルタント(67)も出席し、構造計算書偽造に関与したかどうか追及した。平成設計の山口時也社長は、04年3月の会議で姉歯元建築士が同社の名刺を使ったのは「四ケ所氏の指示だった」と述べた。
参院国交委は中堅マンション販売ヒューザーが分譲したグランドステージ住吉(東京都江東区)の住民ら6人を招いた。住民代表の清水克利さんは「最終的な解決に向け特別措置法も含め対応をお願いしたい」と述べた。国会でマンション住民ら被害者が発言するのは初めて。
清水さんは「生活が破たんの危機にある」として、柔軟性のある建て替え支援や住民負担の軽減を求めた。違法建築を防げなかった法制度の不備も指摘。「江東区から正式な説明はないが、(建て替えで)居住面積が20%減り、2000万円以上の自己負担が出る見込みと聞いた。これでは違う道を選ばざるを得ない」と述べた。
[2006/1/19/15:01]
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