A型インフルエンザのウイルスが細胞内で増殖する際、新しく作られたウイルス粒子の中に8本の遺伝子を規則的に配置して取り込む仕組みを東京大医科学研究所の河岡義裕教授と野田岳志特任助手らの研究チームが電子顕微鏡を使って解明し、26日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
この仕組みは、新型インフルエンザへの変異が危ぶまれるH5N1型の鳥インフルエンザなど、多くの種類があるA型ウイルスに共通に見られるという。
河岡教授は「8本の遺伝子を規則的に配置するステップが遺伝子の取り込みに必須と考えられる。8本は互いに結合し合っていると考えられるので、この結合を阻害する物質を見つければ、すべてのA型インフルエンザに有効な抗ウイルス薬になる」と話している。(共同)
[2006/1/26/09:55]