東横イン、完了検査後に改造していた
大手ビジネスホテルチェーン「東横イン」(東京都大田区)が横浜市内に建設した2つのホテルをめぐり、法律や市条例で義務付けられている身障者用設備や駐車場を完了検査直後に撤去、ロビーを広くするなど不正に改造していたことが27日、分かった。
西田憲正社長(59)は記者会見で建築基準法や市条例違反の認識があったことを認め、110を超す全国の系列ホテルのうち同様の改造をしたものが、ほかにも1、2件あることを明らかにした。同市は違法建築の疑いがあるとして調査。国土交通省も系列ホテルについて改造の有無を確認する方針だ。
今回、不正改造が明らかになった2ホテルのうち1つは、横浜市中区の「東横イン・横浜日本大通り駅日銀前」(10階建て、133室)で、今月オープンした。同市は27日午後、このホテルを立ち入り検査した。
東横インなどによると、同ホテルは04年11月に建築確認を受け昨年12月に完成、民間検査機関による完了検査を受けた。設計図は建築確認用と改造用の2種類あり、完了検査の時点では建築確認を受けた設計図通り、身障者用の駐車区画と立体駐車場を合わせて、条例で義務付けられている計7台分が確保されていた。
しかし検査後、立体駐車場を撤去して地下部分を埋め、1階ロビーを広げて喫煙コーナーなどを新設、駐車場は3台分に減った。身障者用客室も一般客室とリネン室に改造した。
西田社長は会見で「(改造工事は)営業企画から相談があり許可した。その時点で改造用の図面はできていたと思う。条例違反になっても行政指導で終わると思っていた」と説明した。
もう1つのホテルは「東横イン・新横浜駅前本館」(横浜市港北区)で、市条例で4台分必要な駐車場が改造後、3台分しかなくなった。
[2006/1/27/15:11]
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