奈良市の奈良公園で29日、ホルンを吹いてシカを呼び寄せる冬の風物詩「鹿寄せ」が始まり、観光客を楽しませた。
午前10時、「奈良の鹿愛護会」の職員がホルンでベートーベンの「田園」を演奏すると、森から約100頭のシカが出現。一斉に駆け寄り、職員が投げるサツマイモに群がった。さらに餌をねだるシカたちに囲まれ、逃げ回る観光客も。
鹿寄せは明治時代の1892年、鹿苑(ろくえん)の落成式にラッパでシカを呼び寄せたのが始まり。1980年からは、冬場の観光客誘致のため毎年続けられている。今年は3月11日まで毎日午前10時から行われる。
[2006/1/29/13:07]
写真=ホルンを吹いてシカを呼び寄せる冬の風物詩「鹿寄せ」(共同)