ライブドア資金操作指示の社内メール
ライブドアグループの証券取引法違反事件で、不正な経理操作を同社の前取締役岡本文人容疑者(38=同法違反容疑で逮捕)が指示したり、担当者間で相談したりしたとみられる社内電子メールの内容が29日、分かった。「99・9%発覚することはない」「企業価値0円、その上で何とか高く売る」という記述や前社長堀江貴文容疑者(33=同)と相談したことを示す個所もある。
東京地検特捜部も既にこれらのメールを入手。堀江、岡本両容疑者らが違法性を認識していたことや、不正な経理操作が組織的に繰り返されたことを示す有力な証拠とみているもようだ。
共同通信が入手したメール4通(03年12月29日〜04年11月6日付)のコピーによると、岡本容疑者は逮捕容疑となった関連会社「バリュークリックジャパン(現ライブドアマーケティング)」による出版社買収後、バリュー社株の高値売却益をライブドア側に還流させた投資事業組合(ファンド)について言及。
「リスクも思いのほか少ないことが堀江社長との会話でわかりました」「ファンドはLD社(ライブドア)からの出資に関しては5社ぐらいの国内外のファンド、個人を通しており、そういった意味では99・9%発覚することは無いと感じました」と投資組合の実態を隠す意図を示唆した。
利益還流についても「ライブドアがここまできたのもこの手法を使ってのことです」「力のない中小IPO(新規上場)会社が戦っていくためには…この手の手法を使うしかない」としている。
一方、自社株を大量に新規発行し、投資組合を通じて売り抜けるのが目的とみられる企業買収について、岡本容疑者は別のメールで「かなりハイレベルの機密事項です。情報の管理は徹底してください」「デューデリ(価値査定)の結果、基本的には企業価値0円という前提です。その上で『何とか高く売る』ための動き」と書いている。
[2006/1/29/20:01]
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