安田弁護士控訴審で検察が反論
住宅金融専門会社(住専)の大口貸付先に資産隠しを指南したとして強制執行妨害罪に問われ、東京地裁で無罪判決を受けた弁護士安田好弘被告(58)の控訴審初公判が1日、東京高裁(白木勇裁判長)で開かれた。
控訴した検察側は「1審判決は被告らの荒唐無稽(むけい)な主張に引きずられ、証拠の取捨選択や評価を誤ったもので、破棄を免れない」などと主張。
弁護側は「弁護士の相談業務を『謀議』とするなど事件は検察側が作り上げたもので公訴権の乱用だ」と反論、控訴棄却を求めた。
安田被告は顧問先だった不動産会社の社長らと共謀、東京都港区の所有ビルの賃貸料を住専に差し押さえられるのを防ぐため、ビルを関連会社に転貸したように仮装し、93〜96年にテナントからの賃貸料計約2億円を隠した、として起訴された。
東京地裁は03年12月24日、「関係者聴取に不当な誘導がうかがわれるなど検察側の立証には重大な問題があり、犯罪の証明はない」として無罪(求刑懲役2年)を言い渡した。
[2006/2/1/14:42]
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