耐震強度偽装問題で、構造計算書の偽造が明らかになった「サンホテル奈良」(奈良市、休業中)のオーナー会社の申請を受け、開業指導などに携わった総合経営研究所(総研)のビルなどの資産について、奈良地裁が仮差し押さえ命令を出していたことが2日、分かった。
命令は昨年12月28日付。対象は東京都千代田区平河町にある総研名義のビル2棟とその土地で、このうち5階建てのビルは内河健所長の自宅になっている。
関係者によると、オーナー会社は総研に対して損害賠償請求の検討をしており、仮差し押さえの手続きはその一環という。
サンホテル奈良は鉄筋12階建て。木村建設(破産)の施工で昨年11月5日にオープンしたが、偽装の発覚により約20日の営業をしただけで休業に追い込まれた。再開のめどはたっておらず、1月末で従業員約10人はいったん解雇されたという。
[2006/2/2/15:38]