杉浦正健法相は3日の閣議で、全国の警察が2005年に殺人1件、薬物密売4件の計5事件で通信傍受法に基づく電話傍受を実施、計18人を逮捕したと説明した。殺人事件での同法適用は初めて。2000年の法施行後、傍受事件数、逮捕者数ともに最多となった。
法相は、どこの警察が傍受を実施したかは明らかにしていないが、殺人での適用は、三重県警が捜査した指定暴力団山口組系幹部の射殺事件だったことが分かっている。
5件の傍受はいずれも携帯電話による通話が対象で、傍受期間は3−30日間。これとは別に、04年に傍受を実施した薬物密売事件2件の関連で、05年に新たに5人が逮捕された。
三重県警の事件では、組織犯罪処罰法の組織的殺人容疑で令状を取り、10日間にわたって関係者の通話を傍受。その結果、容疑者の1人が浮上し逮捕した。(共同)
[2006/2/3/09:24]