人工透析に井戸水使い40人が貧血症状
千葉県佐倉市の聖隷佐倉市民病院(柏原英彦院長)で1月、人工透析患者約40人が貧血の症状を起こしていたことが、9日までに分かった。病院は透析液をつくる際に使い始めた井戸水の消毒用塩素が原因とみて、井戸水の使用を中止した。
病院によると、入院・通院している約80人の人工透析患者を1月、定期健診した結果、約40人のヘモグロビン値が正常値の6−9割しかなく、貧血症状になっていた。5人が入院し、17人が輸血を受け、症状は改善しているという。
透析液は通常、機械で水道水を浄化し、薬剤を希釈してつくる。病院は「水道水より井戸水の方が環境ホルモンの影響を受けにくい」との説に基づき、昨年末から敷地内の井戸の水を塩素で消毒し、混ぜ始めた。浄化後に残った塩素が、赤血球を破壊した可能性が高いという。
同病院は「井戸水と貧血の具体的な因果関係は調査中だが、患者に迷惑をかけて申し訳ない」としている。
[2006/2/9/14:15]
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