駅のホームから面識のない男性を突き落とし殺害したとして、殺人罪に問われた無職作田康江被告(47)の初公判が9日、さいたま地裁(山田和則裁判長)であった。作田被告は突き落としは認めたが「何も考える間もなく押してしまった」と殺意を否認した。
検察側は冒頭陳述で「自殺をためらい、自分の代わりに被害者を殺害しようとした」と動機を指摘した上で「物事を理解して行動する能力を失っていなかった」とした。弁護側は「発作的行動で、心神喪失状態だった」と無罪を主張した。
冒頭陳述によると、作田被告は昨年9月5日午後、埼玉県狭山市の西武新宿線入曽駅ホームで、飛び込み自殺をしようとしたが恐怖心でちゅうちょ。近くで電車を待っていた無職景山条一郎さん(当時71)の背中を両手で押して線路に突き落とした。景山さんは、急行電車にひかれ死亡した。
[2006/2/9/20:01]