旧道路公団本社部長ら53人を処分
旧日本道路公団発注の鋼鉄製橋梁(きょうりょう)談合事件で、旧公団系の中日本などの3つの高速道路会社は16日、公判中の元公団副総裁内田道雄被告らの指示で組織ぐるみで談合していたことを初めて認め、歴代の本社有料道路部長の3人を停職3カ月とするなど計53人を処分した。
このほか、当時の近藤剛総裁(中日本高速道路会社会長)は、監督責任があるなどとして月給30%を3カ月間、自主返上する。当時の公団理事ら5人も月給10%を1−3カ月自主返上する。
公正取引委員会は「天下り先確保を目的に積極的関与があった」として05年9月、官製談合防止法を道路公団に適用し改善措置を要求。05年10月の民営化後に3社が調査を引き継いでいた。
3社は16日、公取委が指摘した組織的な関与をほぼそのまま認める調査報告書を公取委に提出、道路公団が05年8月に発表した取引関係のある企業への天下りを役員は無期限、幹部職員は5年間禁止するなどとの再発防止策を改善措置として示した。
処分した53人のうち、工事の落札企業を事前に決めた「配分表」を保管し公団OBに工事の情報を提供したり分割発注に関与していたのは、00年から05年まで本社有料道路部長を務めた4人のうち退職者を除く3人と高速道路部長ら計7人で、停職1−3カ月の処分。
配分表の存在を知りながら見逃したり工事の未公表情報をOBに伝えるなど談合に何らかの関係があり処分されたのは、7人を含め計38人に上った。一方、残り15人は、支社長らで監督責任を問われた。
[2006/2/16/22:05]
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