埼玉栄高の理事長ら7億円申告漏れ
スポーツの強豪校として知られる埼玉栄高などを経営する学校法人「佐藤栄学園」(さいたま市)の佐藤栄太郎理事長(78)が関東信越国税局の税務調査を受け、学校の取引業者から受け取った金銭を所得から除外したなどとして、03年までの7年間に約5億円の申告漏れを指摘されたことが、17日までに分かった。
佐藤栄学園も2億円近くの申告漏れを指摘され、理事長個人と合わせた追徴税額は、重加算税などを含め3億円前後とみられる。
佐藤理事長は取材に対し、関係者を通じて「コメントは控えたい」としており、佐藤栄学園の経理担当理事は「国税局に『事務の流れを説明してほしい』と言われ説明したが、税務調査は受けておらず、申告漏れの事実もない」と否定している。
関係者によると、佐藤理事長は、学校へ物品を納入する業者から受領したとされる金銭などを、個人所得から除外。これらは3億円近くに上り、国税局は「雑所得」とし仮装・隠ぺいを伴う所得隠しと認定したもようだ。ほかにも約2億円の申告漏れがあったという。
また、佐藤栄学園は修学旅行の際、業者から契約を取りまとめた手数料を受け取ったとされる。学校法人は公益法人として税制上の優遇措置があるが、国税局は課税対象の収益事業に当たると認定したとみられる。
信用調査会社によると、佐藤栄学園は1971年設立。小、中、高、大学など計12校を経営。最近では04年4月に大宮法科大学院大を開校した。04年3月期の授業料や寄付金などの収入は約104億円だった。
[2006/2/17/17:27]
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