象の鼻のように長く伸びた口(口吻(こうふん))で知られるゾウムシの中でも特に口吻が長く、“幻のゾウムシ”ともいわれる鹿児島県・屋久島のツバキシギゾウムシを、屋久島在住の自然公園指導委員中田隆昭さん(51)らがこのほど撮影した。
ツバキの実に、鳥のシギのように長い口で穴を開け産卵することからこの名が付いたとされるが、実際にツバキにとまった姿が撮影されるのは非常に珍しいという。
中田さんは昨年、ゾウムシの研究で知られる的場績・和歌山県立自然博物館学芸員とともに、屋久島西部の山中で雌を発見した。的場さんによると、口吻は1センチ弱の体の2倍以上あったといい、国内に少なくとも800−900種いるとされるゾウムシの中でも特に長い。(共同)
[2006/3/3/09:00]