イラク移行政府は2日、金曜日でイスラム教の休日に当たる3日の昼間を対象に、首都バグダッドと近郊に車両通行禁止令を発令した。中部サマラでの先月22日のイスラム教シーア派聖廟(せいびょう)爆破事件をきっかけにした宗派対立による暴力の拡大を防ぐのが狙い。AP通信が伝えた。
爆破事件後、移行政府はバグダッドなどに24日から3日間、日中の外出禁止令や車両通行禁止令を出し、いったんは解除した。再度の発令は、宗派間の衝突が依然深刻な状況にあることを示している。
3日はモスクで金曜礼拝が行われ、宗教感情が高まるため宗派間の衝突が懸念されている。ジャファリ首相は、礼拝で憎悪や暴力をあおらないよう聖職者らに求め、テロをあおる説教に対しては「厳しい手段」をとるとの考えを示した。
発令時間は、継続している夜間外出禁止令の時間帯が終わる午前6時から午後4時まで。(共同)
[2006/3/3/09:01]