ベッカム愛用ジーンズの創業者が脱税
若者らに人気のジーンズブランド「エヴィス」の創業デザイナーとアパレル会社2社が04年までの約3年間に、個人と法人合わせて約5億2000万円の所得を隠し、約1億6000万円を脱税したとして、東京国税局が所得税法と法人税法違反容疑で東京地検に告発したことが17日、分かった。
告発されたのは、アパレル会社「EVISU JAPAN」(東京都渋谷区)、「マリガンズファーイーストコーポレーション」(名古屋市中区、今年2月解散)の2社と、自らジーンズをデザインするEVISU社の山根英彦社長(46)。
関係者によると、山根社長が手掛ける「エヴィス」ブランドのジーンズは、90年代半ばから欧州などでも人気となり、一部の海外企業が山根社長側と契約を結び、デザイン使用料を支払って生産に乗り出した。
ところが、山根社長は04年までの3年間に受け取った2億数千万円を個人所得として全く申告していなかったという。
また、EVISU社などは04年1月までの約2年間に、売り上げの一部を除外したり、架空経費を計上したりする手口で、法人所得約2億数千万円を隠したとされる。
隠した所得は、別の関連会社に事業資金として貸し付けたり、預金口座で管理したり、山根社長が私的に使っていた。
EVISU社の広報担当者は「(山根社長と)連絡が取れず、詳しいことは何も分からない」としている。
エヴィスは、カモメが飛ぶ姿をマークにし、ジーンズの後ろポケットにペイントしたデザインが特徴。サッカーのベッカム選手ら著名人が着用し、有名になった。3万円を超す商品もあり、ジーンズの「ロールスロイス」と紹介されることもあった。大阪で91年に販売を開始。現在は東京、パリなどに数十の直営店があり、Tシャツやスニーカーなども扱っている。
[2006/3/17/14:32]
|