【第33回】
やってみよう自宅の台所チェック
食中毒
「仕出し弁当を食べて集団食中毒!」。被害の規模はさまざまだが、毎日のように食中毒はどこかでニュースになっている。
病原体が原因で起こる感染症の中で、私たちに最も身近なのが食中毒だ。日本では毎年1000件以上の食中毒が発生して、患者数は3万人にも及ぶ。食中毒のうち90%以上は細菌が原因で発生するという。これは食品についた細菌が食料の中で大量に増えたり、細菌がつくる毒素のついた食品を食べることによって病気が起こるためだ。
食中毒の防止には(1)細菌をつけない(2)調理したらすぐ食べる(3)加熱して細菌を殺すの3つが大切だ。
食中毒は外食で起こると目立つが、実は家庭内での食中毒もあなどれない。家庭での防止法を「感染症から身を守る本」の著者である国立感染症情報センターの岡部信彦医師に聞いた。リストで自分のキッチンをチェックしてみよう。
【台所チェックリスト10】
□まな板はたわしでこすり、塩素系殺菌剤に浸し、よく乾燥させている
□ふきんは、洗った後塩素系殺菌剤に浸し、水洗いしてから乾燥させている
□包丁は熱湯をかけ殺菌する。柄もよく洗い乾燥させている
□冷蔵庫に食品をしまう時は容器に入れるかラップに包んでいる
□温かい食品は冷ましてから冷蔵庫に入れている
□冷蔵庫に食品を詰め込み過ぎず、冷気の循環に気をつけ、庫内の温度を一定に保っている
□瓶や缶には多くの細菌や汚れがついているので洗ってから使い、冷蔵庫に入れている
□冷凍庫でも食品についている細菌は死なずに生きているので常温に戻ってからの扱いに注意している
□電子レンジによる加熱は食品の殺菌に役立つが、加熱ムラがあるため過信していない
□加熱調理した食品はできるだけすぐ食べるようにしている
【ジャーナリスト 月崎時央】
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