【第49回】
ペットを飼う7つの注意点
人畜共通感染症
「サンタさんがワンチャンをプレゼントしてくれたの!」。今夏に念願のペットも飼えるマンションに引っ越したKさん一家。幼稚園に通う娘の強い希望で、クリスマスプレゼントにチワワを購入した。
過熱する一方のペットブームだが…。屋内で小型ペットを飼うなど、接触の機会が増えるにつれ、動物と人間の間で感染する病気「人獣共通感染症」にかかるリスクは増えている。
「ペットは私たちを癒やしてくれる最良の友です。でも正しい飼い方の知識がないと、ペットから病気をもらう危険性が潜んでいるのです」と話すのは、感染症に詳しい京葉獣医師会副会長でもある伊東彰仁氏だ。
人獣共通感染症には、すべてのペットを襲う可能性のあるQ熱のほか、ノミ、カビ、回虫(幼虫移行症)、犬や猫のパスツレラ症や、鳥のオウム病、日本にはないが狂犬病などもある。
伊東氏は著書「危ない!ペットとあなたを感染症が襲う」の中で、犬、猫、鳥の病気と、それが人間に感染した場合の症状、治療法、予防法などを、解説している。動物がこれらの病気にかかった時には、獣医師に診察してもらうことになるのだが、もし病気が人間に感染して発症した時、さまざまな症状があっても動物からの感染であることに、気づかない場合も多い。
人間の診察の時に、ペットの存在を告げることが早めの診断に役立つこともある。飼い主は、感染症の知識を持とう。伊東氏にペットを飼う注意点を聞いた。
(1) 飼い主が管理できる温厚な性格のペットを選ぶ
(2) キス、口移しなど過剰な接触は避ける
(3) ペットに触った後の手洗い、うがいを習慣づける
(4) トイレの始末など飼育環境を清潔に保つ
(5) 寝室、食卓にはペットを入れない
(6) 予防接種は必ず受ける
(7) 高齢者や乳幼児、持病のある人はより密接な環境での飼育は避ける
【ジャーナリスト 月崎時央】
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