【番外編】
爪白癬に画期的パルス療法
水虫
水虫菌(白癬=せん=菌)が元気になる梅雨到来。これからは素足になる機会が多く、恥ずかしい思いをしないためにも、2100万人といわれる水虫保持者諸兄、今日から水虫治療に取りかかろう。
嫌われ者の水虫には次の4タイプがある。
◎趾(し)間型…足の指の間が白くふやけたようになり、赤いびらん面が現れる。
◎小水疱(すいほう)型…足の土踏まずを中心に足の縁、足の指の腹や側面に粟(あわ)粒大の水疱が数多くできる。
◎角質増殖型…足の裏でもよりかかと部分が厚く角質化し、白い粉をふいたようになる。
◎爪(つめ)白癬…白癬菌が爪に入り、爪が白く濁って厚くなりボロボロになってくる。
この水虫の治療は、ここ数年、病院での処方薬がどんどん市販薬となり、「水虫は治る」という評価が高くなった。
が、それでも多くの人たちが苦しんでいるのが治療が難しい爪白癬。ジャパン・フットウィーク研究会の調べでは男女ともに年を取るに従って増え、爪白癬は40代で約23%、50代では約28%、右肩上がりが治療の難しさを如実に表している。
その爪白癬治療に、昨年2月、有力な新治療法が認可された。「パルス療法」がそれである。それまでの爪白癬治療の欠点と指摘されていた「半年間毎日薬を服用する」「経済的負担が大きい」を一掃した。パルス療法は「イトラコナゾール」という薬を、まず1週間服用。次の3週間は薬を服用しない。そして、また1週間服用して3週間休む。これを3回行う。つまり、薬を服用するのは3週間、合計21日のみ。
治療は3カ月で終了するが薬をやめた後も、イトラコナゾールが約1年間爪の中に残って効果を維持し続ける。その1年間が観察(フォロー)期間となるが、これでほぼ治ってしまう。経済面でもパルス療法での自己負担額は約3万6000円。皮膚科で治療が受けられる。
▼爪白癬と内服薬 水虫治療には外用薬だが、爪白癬では内服薬が用いられる。それは外用薬では爪の中に薬がなかなか浸透しないからである。爪白癬治療で、他の水虫にもかかっている人は、それも治ってしまう。
【ジャーナリスト 松井宏夫】
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