大雪に不審な雪かき業者出没
大雪による事故が相次いでいる日本海側を中心に、料金を示さずに雪かき作業を売り込む不審な業者が出没していることが14日、分かった。独り暮らしの高齢者などに「雪かきサービスをします。価格は内証」「屋根の雪下ろしをせずにほっておくと大変なことになる」などと契約を迫っているという。各自治体は金額や作業内容を確認するようにと注意を呼び掛けている。
独り暮らしの高齢者らを狙ったとみられる、不審な雪かき業者の出現に、国民生活センターは「高額なサービス料を請求される可能性もある。見積書で金額と作業内容を確認してから契約してほしい」と、注意を呼び掛けている。実際に料金をだまし取られる被害は14日までに確認されていないが、“大雪便乗業者”は各地に出没している。
福井県勝山市では昨年12月22日、高齢者のリストを持った2人組の男が女性(67)宅を訪れ、「雪かきサービスをします。価格は内証」と勧誘。見積書を作成しようとしないため、そばに居合わせた近所の男性が問い詰めると、2人は足早に立ち去った。
滋賀県余呉町には、昨年12月19日に同町の女性(84)から「不審な雪かき業者が家に来た」と通報があった。業者は「屋根の雪下ろしをせずにほっておくと大変なことになる」と話し、しばらく家に居座ったという。
新潟県では4メートル近い積雪となっている津南町などで、高齢者宅に料金を示さない不審な勧誘電話があったという問い合わせが、県に寄せられた。
各自治体では除雪中の転落・転倒や倒壊した住宅の下敷きなどで死亡した高齢者が目立っているため、「お年寄りの弱みに付け込む新手の商法」とみて警戒。「すぐには契約しない」「屋根から雪を下ろすだけなのか、ほかの場所へ運ぶのかや費用などを書いた契約書を交わす」ことなどを呼び掛けている。
経済産業省は特定商取引法にはなかった雪かき作業に、クーリングオフの規定を適用できるとする見解を打ち出している。
[2006/1/15/10:06 紙面から]
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