ホリエモン取り調べ中もへ理屈
ライブドアグループの証券取引法違反事件で、東京地検特捜部は13日、同法違反の罪で、同社前社長堀江貴文容疑者(33)ら4人と法人としてのライブドア、ライブドアマーケティング2社を起訴した。堀江被告は「起訴するならすればいい」と徹底抗戦の構えをみせ、検事をやり込めたと弁護士に自慢しているという。だが特捜部は堀江被告らを本体の粉飾決算容疑で再逮捕する方針で、地検幹部はライブドアの闇(やみ)を徹底的に暴く決意を示している。
拘置所生活が3週間になった堀江被告だが、依然全面否認を続けている。「起訴するならすればいい。早く公判で言い分を主張したい」「(起訴は)とんでもない。なぜそんなことができるのか」と強硬に主張。検事の話に「そうじゃない。全く違いますよ」と言い返したり「細かいことは覚えていない」とごねているという。
担当する特捜部副部長のベテラン検事らから不正を裏付けるメールを示されても「それが偽造かもしれないでしょ。(保釈後)自分のパソコンで確認して、本物だったら法廷で認めますよ」とヘ理屈をこね、接見した弁護士には「検事と議論してやり込めてやった。検事に勝ったよ」と自慢しているという。
拘置所内では登山用の下着を身につけ、取り調べの間に百科事典を読む毎日。自分の功績や会社の成長過程はペラペラ話すが、一緒に起訴されたライブドア前取締役宮内亮治被告(38)ら側近3人については気に掛ける様子はない。また菓子、缶詰、座布団、衣類など連日、知らない人からのものを含む差し入れがたくさん届き、山積みになっているという。
宮内被告は対照的に、社員らを気遣い「みんながもう1度、社員であることに胸を張れるような会社にしたい」と話したり、反省し「どんな立場でもいいから」と同社への復帰を望んでいる。検事が堀江被告の関与を強調すると「かわいそう」とこぼしたり、家族の話題では「自分のせいでつらい思いをさせてしまった」とむせび泣きしたという。
1人強気な堀江被告だが、外堀はどんどん埋まっている。宮内被告ら3人は「(堀江被告の)指示や了承のもとでやった」と容疑を認めている。特捜部は近く、ライブドア本体の04年9月期決算で赤字を隠し、黒字に偽装した粉飾決算の疑いがあるとして、堀江被告らを証券取引法違反容疑で再逮捕する方針だ。
[2006/2/14/07:45 紙面から]
|