ライブドア平松社長、社名変更も
起訴を受け、13日夜、会見したライブドアの平松庚三社長(60)はライブドア本体の身売りや社名変更の選択肢も否定しなかった。
平松氏は会見で「事態を厳粛に受け止め、株主やグループを支援してくださっている皆さまに深くおわび申し上げます。大変遺憾に思っています」と深く頭を下げた。表情はこわばり、疲れきった様子。特捜部が再逮捕容疑にするとみられる、本体の粉飾決算容疑について聞かれると「関連資料が手元に不足しているため分からない」と充血した目で答えるのが精いっぱいだった。
今後、他企業の傘下入りしたり、社名を変える可能性を聞かれると「今はありとあらゆることを考え、事態に備えている」と述べた。社長就任直後の月24日の会見では同様の質問に「考えていない」ときっぱり否定していたことから、約3週間で当初の方針を事実上修正したとみられる。
また、堀江被告ら前経営陣への損害賠償訴訟を起こすかどうか聞かれても「現時点では明確に答えられない」と話し、可能性に含みを残した。堀江被告に対しては「今回の事件で学んだのは、自分だけで解釈せず、慎重に判断していかなければならないことだ」と語った。
現在、子会社が相次いで資本関係見直しを求めている。平松社長はこの件について「(事件によって)マイナスの影響が出ていると関連会社の上層部から報告を受けている。関連会社には『検討する』と申し上げており、両者にとってより良い道を探る」と述べ、離脱の動きに対しても、強い姿勢を示せなかった。
熊谷史人代表取締役(28)は会見を欠席した。熊谷氏には、本体の粉飾決算に関与した疑いが出ており、刑事責任を追及される可能性が浮上している。熊谷氏が会見に同席しなかった理由を問われた平松社長は「彼はこの時間も、捜査に協力している」と答え、熊谷氏が特捜部の事情聴取を受けていることを認めた。
[2006/2/14/07:30 紙面から]
|