ライブドア被害者説明会に500人集結
暴落したライブドア株で損害を被った株主を救済するために結成された「ライブドア株主被害弁護団」が5日、都内で初の被害者説明会を開催した。全国から565人の株主が参加。出席できなかった約600人から資料請求がきており、現段階で1000人を超す株主が訴訟に関心を持っている。弁護団は、9月をめどにライブドアとライブドアマーケティング2社、前社長の堀江貴文容疑者(33)ら旧経営陣らを相手取って損害賠償請求を起こす方針。
会場となった九段会館には開会5時間前の午後1時から株主が列をつくった。先頭に並んだ男性(84=東京都武蔵野市)は「昨年8月に飲食店を畳んで、30年間コツコツためた1000万円でライブドアの株を昨年12月に買った。3月2日に売ったら54万円にしかならなかった」と怒りをぶちまけた。
説明会の冒頭であいさつに立った弁護団長の米川長平弁護士は「私たちは、ライブドア、ライブドアマーケティング、および堀江容疑者ら会社役員がイカサマ、インチキをしたことから不当に高い価格で株式を買わされたことによる損害を問題とする。訴訟によりライブドアの虚構を解明する。被害回復を図り、証券システムの公正を実現したい」と方針を発表した。
損害額については、買った金額と売った金額の差額ではなく「04年10月に粉飾決算が発表されたことによって、株価が高くなった。本来の低い株価と実際に皆さんが購入された株価との差額が被害額になる」と説明。原告の範囲については、ライブドアが粉飾決算をしたとされる04年10月26日以降に株式を購入し、強制捜査翌日の今年1月17日以降に株式売却して売却損が発生したか、売却できずに保有している株主に限るとした。
弁護団は、訴訟を希望する株主の登録カードを作成して投資実態を把握。株を取得した時期などに応じてグループ分けして損害額を算定する。ただ、会場では着手金が「高い」との声も出た。たとえば、株価730円で2万株購入(1460万円)した場合は、着手金が30万2400円になる計算。報酬金は回収した金額の約1割としている。
3600万円損した埼玉県内の男性(71)は「買って2日目に暴落して大損した。弁護団の方針には賛同しているが、着手金も報酬金も高すぎる感じがするので原告に加わるかどうかはじっくり考えたい」と話した。300万円損した主婦(56=神奈川県大磯町)は「ジェット機とか個人資産をむしり取ってホリエモンを丸裸にしてほしい」と悲痛な声を上げていた。
[2006/3/6/07:46 紙面から]
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