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滝安治氏(元プロ野球巨人選手)が肝硬変のため死去

64年巨人開幕スタメン選手
(左) 柳田
(中) 柴田
(一)
(三) 長嶋
(右) 国松
(遊) 広岡
(二)
(捕)
(投) 高橋明

 巨人の内野手でV9に貢献した滝安治(たき・やすはる)氏が03年11月19日午前10時20分、東京・西新橋の慈恵医科大病院で、肝硬変のため死去した。62歳だった。通夜は23日午後6時、葬儀・告別式は24日午前11時から、いずれも東京・文京区の護国寺桂昌殿で。喪主は妻史子(ふみこ)さん。自宅は横浜市神奈川区三ツ沢中町22の36。

 64年に巨人入りした滝氏は、二塁手を中心に内野のスーパーサブとして活躍した。レギュラー定着こそならなかったが、意外性のある打撃と、ガッツあふれるプレーで巨人の9連覇に貢献。70年には99試合に出場し自己最多の4本塁打、17打点を記録した。引退後はコーチ、評論家を経て、藤田元司監督時代の89年コーチ復帰。その後は少年野球の指導に全精力を注いだ。

 00年、長野・佐久市で仕事中に食道静脈瘤(りゅう)で倒れ緊急入院。ここ数年、C型肝炎による肝硬変で入退院を繰り返していた。しかし「おれの生涯をかけた仕事だ」と少年野球の指導は続けた。昨年は全国30カ所以上を行脚。今夏も8月10日「これが最後かも」と史子夫人に言い残し、長野へ野球教室へ出かけ、翌11日に入院した。最期の言葉は「ベ、ベを頼む」。ベースボール・サンタクロース・チャリティーのことで、滝氏は恵まれない子供たちのために毎年、チャリティーを開催。今年も12月9、10の両日開催の予定だった。

◆滝安治(たき・やすはる)
 1941年(昭和16年)2月11日、静岡県生まれ。静岡商から関東学院大、三菱重工を経て64年巨人へ入団。その年の開幕戦(国鉄戦)でいきなりスタメン出場を果たした。堅実な守備で貴重な内野の控えとして巨人V9に貢献。73年に現役を引退し、74〜77年に巨人の2軍コーチ。78年から野球評論家となり、89年に巨人コーチへ復帰。1年でユニホームを脱ぎ、90年から再び野球評論家。現役時代の通算成績は456試合に出場、打率1割8分9厘、15本塁打、55打点。右投げ右打ち。
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