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競馬タイトル
 

残ったキリシマ!大金星/シンザン記念

ゴウゴウキリシマ(右)は見事な逃げ切りでシンザン記念を制した

<シンザン記念>◇9日=京都◇G3◇芝1600メートル◇3歳◇出走9頭

 06年の重賞は大荒れだ。東西の金杯、ガーネットSに続き、3歳重賞も人気馬が総崩れ。優勝は8番人気ゴウゴウキリシマ(牡、栗東・梅田)。鮮やかな逃げ切り勝ちで、3連単20万4980円という波乱を演出した。梅田康雄師(61)は13年2カ月ぶり、殊勲の石橋守騎手(39)は7年1カ月ぶりの重賞制覇。なお史上初の同一重賞5連覇を目指した武豊騎手のロジックは3着に敗れた。

 武豊の5連覇を止めたのは、購入価格わずか250万円のゴウゴウキリシマだった。内ラチに沿って逃げ脚を伸ばす。名手の影が忍び寄っても、今回だけは絶対に譲れない。石橋守の気迫が上回った。7年ぶりの重賞制覇へ、右ムチを振り下ろし、愛馬の首を押さえつけた。最後はイタリアの名手の強襲に遭うが「こらえてくれ」。心の叫びが通じた。

 単勝8番人気。前評判は低かったが、手応えは感じていた。「輪乗りもゆっくり歩けたし、キャンターも力強くなっている」。昨年11月の黄菊賞(3着)で乗った時より、心身の成長を感じていた。勝ちタイムの1分34秒4はレースレコード。これまでのメイショウテゾロ(95年)ゼネラリスト(96年)を0秒1更新した。「無理して行ってないしね。うまくいった。上がり時計(34秒7)が良かった」と石橋守は会心の騎乗を振り返った。

 前走の千両賞では中舘騎手に乗り替わったが、これは梅田師の“愛のムチ”でもある。外から競馬を見ることで、モタれ癖を矯正させるヒントを得た。ラチ沿いの逃走劇。それが答えだった。今年の3歳馬はキリシマのほかに、すでにクラシックへの出走権を確定させているメイショウサムソンもいる。来年のG1戦線へ向けて、うれしい悩みも出てきそうだ。

 JRA重賞制覇は98年の東海ウインターSのマチカネワラウカド以来。年明け重賞で勢いに乗った石橋守&ゴウゴウキリシマから目が離せない。【中西典章】

[2006/1/10/08:57 紙面から]

写真=ゴウゴウキリシマ(右)は見事な逃げ切りでシンザン記念を制した


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