ハーツクライはシーマ・クラシック挑戦
晴れやかな笑顔だった。「予定通り、ドバイへ行くことになると思う」。橋口師は栗東トレセン内で行われた説明会を終え、あらためてハーツクライのドバイ・シーマ・クラシック参戦を表明した。検疫期間の問題で同師は「3カ月もかかるならドバイには行かない。天皇賞を使った後、ヨーロッパへ行く」と語っていたが、3週間へと戻ることで支障はなくなった。
現時点での現役最強馬はハーツクライといっていいだろう。昨年のジャパンCではアルカセットに鼻差の2着と惜敗したが、有馬記念では3冠馬ディープインパクトを破って快勝。最優秀古馬に選ばれた。「こんな馬で、海外へ行ってみたかったんだ」という橋口師にとってタイムリーだったのは、ドバイ・シーマ・クラシックの賞金が今年から大幅に増額されたことだ。1着賞金は昨年まで120万ドルだったが、2倍以上の300万ドル(約3億4500万円)にアップ。これはジャパンC(1着2億5000万円)を抜き、芝のレースとしては世界最高額になる。もちろん、欧米からもかなりの強豪が参戦してくるだろうが、日本最強馬なら互角以上の戦いが期待できる。
01年にステイゴールドがドバイ・シーマ・クラシックを勝った時、橋口師は現地で観戦していた。「今度ドバイへ来る時は自分の馬で、と思っていた」。夢が現実へ向け動き出した。
[2006/2/10/09:55 紙面から]
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