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  03年桜花賞
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前走教訓生かした大胆細心の好騎乗

桜花賞
スティルインラブでG1初制覇の幸英明騎手はゴールするや鞍上で小さなガッツポーズを見せる

 幸の気迫がG1初制覇を引き寄せた。勝負を決めたのは4角手前の攻防だ。スティルインラブの1馬身ほど前を行くシーイズトウショウ、ヤマカツリリーの間が急に狭くなった。前には逃げるモンパルナス、ホワイトカーニバルの壁。一瞬でも躊躇(ちゅうちょ)すれば進路は塞がれる。残り500メートル。仕掛けのタイミングとしては少し早いが、ここが勝負どころと見切った。激しく手綱をシゴくと、2頭の間へ強引に馬体をネジ込む。この瞬時の判断がビクトリーロードへと導いた。

 前走のチューリップ賞では、安藤のオースミハルカに外からブロックされて行き場をなくした。脚を余しての2着。幸にすれば「自分のミスで負けた」の思いは強い。今回も同じポジションに安藤のヤマカツリリーがいた。同じ過ちは繰り返さない。馬をぶつけにいくぐらい(実際には接触していないが)強引な進路取り。乗り役の指示に素早く反応した馬も立派だが、直線入口ではアンカツを外へ弾き飛ばし、きっちりリベンジを果した。

 直線のコース取りも見事だった。仮柵を外した内ラチ沿いにはこだわらず、馬場の四分どころへ。抜け出してから怖いのは大外を強襲してくる馬。いつでも馬体を併せにいける態勢を取りながら、ゴールを目指した。仮にアドマイヤグルーブが飛んできても、あの位置なら勢いを止めることが可能。まさに大胆細心。大きなプレッシャーの中、最後まで冷静なプレーに徹した幸の好騎乗を称えたい。【水島晴之】


着順枠番馬番馬  名性齢 斤量騎手
159スティルインラブ牝355.0
2713シーイズトウショウ牝355.0 池添
3714アドマイヤグルーヴ牝355.0 武豊
447ヤマカツリリー牝355.0 安藤
548モンパルナス牝355.0 松永
6611オースミハルカ牝355.0 藤田
735ヘイセイピカイチ牝355.0 加藤和
8510トーホウアスカ牝355.0 岩田康
923センターアンジェロ牝355.0 蛯名
10715マイネヌーヴェル牝355.0 横山典
11816ホワイトカーニバル牝355.0 小野
1224チューニー牝355.0 デムーロ
13818ヤマニンスフィアー牝355.0 二本柳
1411レイナワルツ牝355.0 福永
15817ワナ牝355.0 四位
1636オカノハーモニー牝355.0 熊沢
17612チアズメッセージ牝355.0 吉田稔
取消12メイプルロード牝355.0 渡辺
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