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  04年有馬記念
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有馬記念
写真=11着に敗れてガックリと引き揚げてきたコスモバルクと五十嵐冬騎手

バルク作戦裏目…馬群で消えた闘争心

 コスモバルクは気持ちが切れていた。そう感じたのは、1周目の3、4コーナー。外からダイタクバートラムに馬体を寄せられた時だ。いつもなら頭を上げて前へ出ようとするが、この日は拍子抜けするほどスムーズに折り合った。大歓声にも反応せず、1コーナーでアドマイヤドンの外へ進路を変えても抜こうとはしない。激しい闘争心は影を潜めたまま。昨秋の百日草特別から中央9戦目。自分から走ろうとしなかったのは、今回が初めてだ。

 理由はいくつか考えられる。太め、連戦の疲れ、調整地の違い。だが1番はスタート直後の位置取りだ。陣営のいう「ロブロイ・マーク」に持ち込むため、五十嵐はゲートをフワッと出して、スタート直後から意識的に下げた。これまで前前の競馬をしていたバルクにとって前に7、8頭の馬を置くのはおそらく初めてだろう。5、6番手に控えた皐月賞にしても外め追走。今回のように馬群の中(スタートから最初の4角まで)という経験はしたことがない。どう走ったらいいのか。この戸惑いが走りのリズムを乱し、レースへの集中力を切れさせた。

 田部師は6キロの馬体増を敗因に挙げたが、それだけではないはず。馬体に余裕がある時ほど掛かりやすいもので、1度も行きたがるそぶりを見せなかったのは、体調面や仕上げの良しあしではなく気持ちの問題だ。これまでに1度でも馬込みの競馬をさせていたら、学習能力の高い馬だけに違った結果が得られたかも知れない。グランプリという大舞台での作戦変更が、悪い方へと出てしまった。【水島晴之】





馬  名性齢 斤量騎手タイム着差上り人気馬体重厩舎
111ゼンノロブロイ牡457.0 ペリエ*2.29.5 35.31508+ 6 藤沢和
259タップダンスシチー牡757.0 佐藤哲2.29.61/2身35.73504 佐々木晶
346シルクフェイマス牡557.0 四位2.29.81・1/2身35.19480+14 鮫島
458ダイタクバートラム牡657.0 武豊2.30.01身34.95498 橋口
5610デルタブルース牡355.0 ボニヤ2.30.035.64530+18 角居
623ハイアーゲーム牡355.0 吉田豊2.30.42・1/2身34.514518+12 大久保洋
7815アドマイヤドン牡557.0 安藤2.30.435.38452- 2 松田博
8713ツルマルボーイ牡657.0 蛯名2.30.535.17462- 2 橋口
935ハーツクライ牡355.0 横山典2.30.534.210472- 8 橋口
1047ユキノサンロイヤル牡757.0 柴田善2.30.534.915472+ 2 増沢
1134コスモバルク牡355.0 五十嵐冬2.30.535.62498+ 6 田部
1222ピサノクウカイ牡355.0 藤田2.31.03身35.713514+ 2 藤沢和
13712グレイトジャーニー牡355.0 小牧2.31.036.411458- 2 池江泰郎
14611ヒシミラクル牡557.0 角田2.31.31・3/4身37.16456+ 2 佐山
15814コイントス牡657.0 岡部2.31.51・1/4身37.112534+ 6 藤沢和
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