一生懸命頑張っていれば、きっとその姿は誰かが見ていてくれるもの。何でも吸収しようとする姿勢が何より大事なのだと思います。

 入社直後はわからないことだらけで、戸惑うことばかり。それでも、積極的に自分から話しかけて、勉強しようとすれば、道は開けるのだということがわかりました。

 それは採用試験でも同じです。自分の夢に向かって頑張ること。信念を貫くこと。ありのままの自分でぶつかること。

 何よりも自分自身を信じて、頑張ること。それが一番の成功の秘訣です。
 「もうこんな時間だ。解散!!」

 誰かの、その一言で、まだ語り足りないといった表情の先輩たちと店の外にでる。空はすでに明るくなり始めていた。

 整理部の仕事は夕方4時から深夜まで。世間の人たちが夕食を取り、寝ている時間が私たちの勝負の時間。当然、食事はその後からとなる…。

 こんな昼夜逆転の生活にも、すっかり慣れてしまった。仕事を終えて飲みに行くといつも先輩たちと仕事から趣味の話しまで熱く語り合う。仕事中は瞬間的な判断の連続で、締め切り時間に間に合わせるのに、ゆっくりと会話などしている余裕はない。私にとっては、こうした話のひとつひとつが貴重なものなのです。

 紙面のレイアウトや見出しのつけ方、社会の動きや読者が何を求めているか…。反省も含めて、吸収することがいっぱいだ。

 空が明るくなり始めてから寝て、起きるのは昼過ぎ。まだ休みたがっている身体を起こし、何気なくテレビをつける。そこには自分が作った紙面が映し出されていた。昨日「矢島のこだわりを見せてくれ」とデスクに言われ、自分の見せたいもの、大きくしたいものを主張して作った新聞だった。

 新聞作りに絶対的な“答え”はない。難しいけれど、そこが面白さでもある。同じ題材でも、作り手によって出来上がりは全く違うものになる。自分の感性やアイディアで作ったものが、そのまま商品になるという醍醐味を味わえるのも、整理部ならではだろう。日々、悩みながら、反省しながら、いい新聞を作っていくための努力をしている。

 頭をフル回転させて、社内を走って、新聞作りをする。ホッと一息つけるのは、午前1時を回ってからだ。今日もまた、たくさんの成果とたくさんの反省を胸に、「行くぞ!」という先輩のかけ声のもと、熱い語らいのため、夜更けの築地に出ていく。長かった1日も、もうすぐ終わる。
■プロフィール

 02年入社。約1カ月間の研修期間を経て、編集局整理部配属。カズとスペシャルウィークをこよなく愛するちょっと変わり者。

 学生時代は、4年間飲食店でアルバイト。応援団副団長の経験あり。