村井がイキイキ!磐田の「売り」は左
磐田が「村井効果」でさらに力強くなった。市原(現千葉)から新加入したMF村井慎二(25)が、山本昌邦監督(46)の狙い通りに左サイドで機能。昨季の右サイド一辺倒から脱却し、攻撃のバリエーションが増えた。右MF西、ボランチ名波、トップ下の前田にも好影響を与え、それぞれが持ち味を発揮できる状態に。13日の鹿屋体大との練習試合にも3−0と勝利し、充実感たっぷりに鹿児島合宿を打ち上げた。明日15日からは代表組を加えて開幕モードになる。
村井が動けばチームも動く。磐田の課題だった左サイドが、今季は「売り」になる。この日の鹿屋体大戦でも、村井が左サイドから何度も決定機を演出。前半40分、村井から中央の崔、右の西へと面白いようにボールが回り、相手DFをほんろうした。「磐田はやってることもやってる人も質が高い」。レベルの高い新天地で、水を得た魚のように生き生きしている。
昨季の磐田の攻撃の起点は右サイドに偏っていた。
村井 監督から左サイドからの攻めが磐田は少なかったと聞いた。ペナルティーエリア付近でのシュートを多くしたいということなので、左右からのセンタリングが大事。攻撃だけでなく、守備もオールラウンドに要求されている。それに応えようと必死ですよ。
山本監督の示す得点につながる3大要素は(1)サイドの崩し(2)ダイレクトプレー(3)リスタート。「サイドの崩しは村井の加入もあってできてきた」と山本監督も自信を得たよう。左の強化で、今までマークの厳しかった右の西も生きる。相手が両サイドに気を取られれば、ボランチ名波が中央から絶妙なパスを放り込む。トップ下の前田にも余裕が生まれ、ミドルシュートを積極的に放っていた。
「村井効果」の好循環でバランス良く、どこからでも攻撃可能なベースが出来上がった。山本監督は「得点の形をつくるバリエーションが増えた」と収穫を認めた。15日からは代表組4人が合流。破壊力に磨きをかけ、来月5日のリーグ開幕に向かっていく。【斉藤香織】
[2005/2/14/10:42 紙面から]
写真=MF村井(右)の加入で磐田は両サイドからの攻撃が可能となった
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