磐田山本流!目標を張り出し、いつも見る
<ザ・世界基準>
開幕を2日後に控えた3日、山本監督は具体的な数字を掲げた。リーグ戦計34試合で「勝ち点72、総得点72、総失点34」を目標とした。さらにシーズンを細かく分割し、期間ごとに目標となる数字を書き入れ、ミーティングルームに張り、選手に公表した。
「目指すところを具体的にして、引き締まった。1試合ごとに目標設定した。目標を塗り絵のように塗りつぶしていく楽しみがある。目標を目で見ることで意識が高まる」。達成度を視覚的に訴えることで、選手の充実感や向上心を高める効果を狙った。
練習グラウンドには「Jリーグ王座奪回! アジアタイトル獲得!、世界クラブ選手権出場へ!」という横断幕が掲げられている。山本監督の発案によって、2月中旬に設置された。「人間は、すぐ忘れてしまうから。いつも目で見て、選手1人1人に感じてほしいからね」。明確な目標を目に見える形で。これが山本流だ。「世界を目指すクラブなんですから、何事もJリーグ基準に合わせてはいけないんです」。既存のやり方にはこだわる必要はない。
さらに細かな目標も課した。セットプレーによる得点は30〜35%と、23点以上と計算している。昨季のこの数字は14得点と物足りないが、今季はFK巧者も、高さのある選手も増え、大幅増が見込める。セットプレーからの失点は11以内、昨季もちょうど11で、「組織的な守備ができている」と自信をにじませる。
この日のミーティングでは、最後まで集中して試合に臨むことも強調した。昨季44失点中13失点が後半30分から45分までのものだったからだ。「強いときはその時間帯に得点できた。スタミナなどいろいろな要素があるが、1つ1つ問題を詰めていき、問題を解消していきたい」。次々と明確な目標を提示していく。
[2005/3/4/10:42 紙面から]
写真=山本監督の発案でグラウンドに掲げられた磐田の今季目標
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