財津、高卒新人初の開幕戦出場/J1
<J1>◇5日◇第1節初日◇日産ス◇観衆4万1868人
清水FW財津俊一郎(18)が広島戦で、高卒新人としてはクラブ史上初の開幕戦デビューを果たした。広島と1−1で迎えた後半39分、J監督デビューの長谷川監督から「勝ち越し弾」の期待を受けて登場。得点はできなかったが、地元サポーターにも存在をアピールした。試合は財津が師匠と慕うMF沢登のゴールで引き分けに終わり、健太エスパルスは勝ち点1からスタートした。
強心臓のルーキー財津もJ開幕戦の異様な雰囲気と重圧には「ちょっと緊張した」と苦笑い。高卒ルーキーの開幕戦出場はクラブ史上初の快挙。無限の可能性を秘めた新人がピッチに登場した際には、大歓声がわき起こり期待の高さをうかがわせた。
長谷川監督にとっても大事なJ監督デビュー戦。「勝利」にこだわる最後の切り札として、3枚目の交代カードに財津を選択。練習試合でも2得点を決めており、監督は「持っている何かにかけてみようと思った」と起用を決断した。
そんな新人FWも、ゲームに入った直後は「足が動かなくて、やばいなと思った」と振り返る。師匠と仰ぐ沢登から「いくぞ!」と声を掛けてもらって落ち着いた。パスミスなどもあったが、積極的にボールを追う姿が初々しい。
出場した6分はあっという間に終わった。「まだ、単純に縦を突いたり、相手DFの裏のスペースに抜けるだけなので、もう少し考えて動けるようにしていきたい」。94年の城(当時市原)98年の高原(同磐田)に続く高卒新人Jリーグ開幕弾は逃したが、がっかりした様子はない。
沢登は「卒業したばかりで出られるのは、うらやましいね。最初はガチガチだったけどよく頑張ってたし、いい経験になったと思うよ」と、かわいい後輩のデビューを喜んだ。新たな1歩を踏み出し財津は「これからもっと練習して、どんな試合でも点を取りにいきたい」と、立派なJリーガーの顔つきとなっていた。【松本俊】
[2005/3/6/13:30 紙面から]
写真=ベンチで長谷川監督(左)からの指示を受ける財津
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