清水森岡が3戦出場停止、トイレ壁面壊す
公式戦8戦未勝利と迷走する清水に追い打ちを掛けるショックが走った。30日、DF森岡隆三(29)の「3試合出場停止」処分がJリーグから下された。前節28日のアウエー大宮戦終了後に、熊谷陸上競技場のトイレ内の壁面を破損したことに対する罰則。厳しいチーム状況に加え、主将抜きの苦しい戦いを今後強いられることになる。
我を失って蹴った壁の代償は、修繕費以上に思わぬ重い裁定で返ってきた。森岡は、この日の午前中にクラブ幹部と日本サッカー協会に出向き、事情聴取を受けた。裁定を受け「チームがこういう厳しい状況の中で迷惑を掛けてしまい、情けないのと申し訳ない気持ちでいっぱいです」と反省の弁を口にした。
前節の大宮戦。前半2点のリードを奪ったが、後半開始直後に1点差へ詰め寄られると、直後に自身のファウルでPKを献上。同点に追い付かれ、チームは森岡同様に落ち着きを失った。2−3で逆転負けを喫した試合後「みんなに顔が見せられなくて」と駆け込んだトイレで事に及んでしまった。
自ら申し出たこと、補償の協議も終了済みで、情状酌量から本来6試合のところを「3試合」に軽減。早川社長は「本人も随分反省している。チームとしてはこれ以上罰は与えない」と、復帰後ピッチ上での活躍で返してほしいと話した。森岡は「頭を冷やして、普段の練習からチームに対して今何ができるかあらためて考えてやっていきたい」。
J2降格圏もちらつき、厳しい戦いが続く中、次戦から3試合で主将とセンターバックというチームの要を失う長谷川監督の表情も険しさを増した。「森岡を欠くのは痛いが、それでもやるしかない。どれだけ落ち着いて、冷静にやれるかが勝負のポイントになってくる」。森岡の件をいい薬とし、2度と同じ過ちは繰り返さない。【松本俊】
[2005/8/31/10:54 紙面から]
写真=厳しい裁定を受けた清水DF森岡は、表情もさえない
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