飛龍エース故障で3年生トリオ発奮
全国高校バスケットボール選抜優勝大会は24日に東京体育館で開幕。男子は飛龍が2年連続で出場する。昨年度チーム得点王のエース種市幸祐(3年)は、左ひざの故障で欠場濃厚だが、大石慎之介主将代行(3年)ら3年生トリオの発奮で上位進出を狙う。
飛龍は7月に種市が負傷したことで、根本からチームをつくり直すことになった。杉村敏英監督(56)が「教え子の中でNO・1の点取り屋」という種市中心のチームだったからだ。大石は「自分も落ち込んだし、チーム全体が下がってしまった」。練習にも熱が入らず、杉村監督に「帰れ」と、練習を切り上げられることが続いた。
この状況を打開するため、大石は合宿の夜だけ行っていたミーティングを、練習後に毎日開いた。種市以外のレギュラーに1人1人違う文でメールした。口論もあったが、メンバー間のわだかまりが消え、県大会を乗り切った。
全国大会は、気持ちだけでは乗り切れない。3年生トリオの大石、SF千田勇人、C李■が力を合わせて種市の穴を埋める。大石はゲームメークに、3ポイント(3P)が得意な千田は得点力に、200センチの李はリバウンドに磨きをかけた。
千田は「種市がいなくなった分、特に得点に絡んでいきたい」。李は「僕はリバウンド、ディフェンスを頑張らないと。点取らなくても(大石)慎之介、(千田)勇人が外からドンドン打つから大丈夫」と話す。県大会では決勝に34秒だけ出場した種市は、全国でもベンチ入りする。「困ったときアドバイスする」。プレーはしなくても、心は1つだ。【斎藤直樹】
※■は金かんむりでへんもつくりも金
[2005/12/22/10:08 紙面から]
写真=全国高校バスケット選抜優勝大会に出場する飛龍の選手
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