FWマルキ千金弾清水頂点見えた/天皇杯
<天皇杯:清水1−0磐田>◇24日◇丸亀◇準々決勝
清水が1−0で磐田に競り勝ち、準決勝進出を決めた。後半ロスタイムにFWマルキーニョス(29)が決勝弾。15位と苦しんだリーグ戦から一転、勝負強さとゴールへの執念がよみがえった。今季リーグ戦では2戦2分けだった宿敵・磐田との勝負に決着をつけ、一昨季準決勝で敗れたリベンジも果たした。29日に静岡スタジアムで元日決勝を懸けて対戦するC大阪は、今季4戦負けなしと好相性の相手。オレンジ軍団に4季ぶりの頂点が見えてきた。
清水が勝負強い。一進一退の攻防で90分間が過ぎ、迎えたロスタイム。FWマルキーニョスのヘッド弾がネットを揺らし、決着をつけた。リーグ戦では残り15分で計13失点し、試合終盤でのもろさが目立った。15位とクラブ史上最悪の順位に終わった要因だった。だが、J1残留争い正念場の11月20日柏戦、同23日神戸戦でロスタイムに勝ち越す粘りを発揮。たくましさを増したオレンジ軍団は、この日も最後の最後で磐田を蹴り落とした。
「90分間で勝てたことが大きかった」と長谷川監督は胸をなで下ろした。MF枝村が磐田MF福西との接触で右足首を痛め、前半24分でベンチに退いた。若き攻守の要の離脱で徐々に流れが悪くなった。MF平松を投入したいが、左ひざ故障の影響で長い時間はプレーさせられない。後半21分まで我慢して、終盤に勝負をかけるべくピッチに送り出した。MFチェも、マルキーニョスも故障を抱えていた。「延長戦になったら厳しい」(同監督)。ぎりぎりの選択を積み重ねて、つかんだ勝利だった。
これで4強入り。「(シーズン通して)尻上がりによくなってきたことを、今日の試合で証明できた」とDF山西。リーグ戦での不振を払しょくし、清水に強さが戻ったことを示す絶好のチャンスが巡ってきた。DF森岡は「準決勝で負けたら意味がない」と元日決勝、4季ぶりのタイトル奪回を見据えた。
次の相手はリーグ戦で優勝争いを演じ、最後は5位に甘んじたC大阪だ。今季は4回対戦し、清水の2勝2分けと負け知らず。丸亀で準々決勝を戦った過去3回はいずれも勝って、決勝まで駒を進めた「丸亀神話」も生きている。苦しみ続けた健太エスパルスは、今季最後の最後に笑う。
[2005/12/25/10:51 紙面から]
写真=後半ロスタイム、故障を抱えながら決勝弾を決めた清水FWマルキーニョスは足に視線を落とす。左は悔しがる磐田GK川口能
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