DF藤牧、「努力家」大舞台で花開く
<12月30日開幕全国高校サッカー選手権:常葉学園橘メンバー紹介(18)DF藤牧和真>
入部するまで藤牧は、同年代から常葉学園橘がサッカー部の強化に乗り出していることを知らなかった。飯田中から一般受験で入学した。サッカー部があるというから入部したものの「まさかこんなに強いとは」と驚いた。
高校3年の総体前までBチームにいた。1年時の終わりから2年時の初めころ、Bチームは朝練習だけになった。それでもサッカーは好きだ。「すごい努力家」(金大権中学監督)。くじけなかった。
10月22日の選手権県大会2次リーグ藤枝明誠戦、出番が回ってきた。U−17日本代表経験もあるDF薗田淳(2年)が前の試合で退場し、出場停止。藤牧が左サイドバックで先発した。「出られると思ってなかったのでうれしかった。初めは緊張して硬かったけど、みんなに声を掛けられて落ち着けた。人生最大の緊張でした」。屈託のない笑顔で振り返る。
チームでは数少ないレフティーだ。50メートル走6秒2の俊足でもある。トラップは苦手だったが、ボールを当てる場所を「足の真ん中だけでなくつま先まで使う」ようにして克服した。
20日の富山一との練習試合、左MFに入りゴール前に正確なクロスを連発した。「全国でも出場できるようアピールしていきたい」。藤牧はしっかり存在感を示した。後は本番を待つだけだ。【斎藤直樹】
[2005/12/30/10:30 紙面から]
写真=3年でAチーム入りした常葉学園橘DF藤牧
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