磐田MF名波、勝利へタクト振る
磐田は明日11日に敵地で浦和と対戦、4−5−1の新システムで臨む。トップ下に入るMF名波浩(33)の動きが、試合の流れと勝敗の行方を大きく左右することになりそうだ。
浦和戦で、勝利へのタクトを振るのが名波だ。1トップ布陣で、攻撃へ厚みを持たせるにはトップ下の動きが不可欠だ。「本当は僕が自由人なんだろうけど。自由人の(右MF)西君が動くので、空いたスペースに入っていくことを考えたり、ゴール前に突っ込んでいったりしたい」。頭の中に、自身の動きと得点へのイメージを重ねた。
システムは開幕戦の3−5−2から4−5−1へ変更。レフティーを起点に、攻撃的なMF西と村井の両サイドを生かすためのシステムでもある。村井は「中に入ってシュートを打つなど、流動的にいきたいし、バランスを崩す動きも必要になってくる」と、名波とのポジションチェンジも積極的にしたいとした。
これまでフルコートでの連係確認は、8日の紅白戦1度だけ。その紅白戦で、名波は絶妙スルーパスからFWカレンの得点を演出したが、満足はしていない。この日も、攻守においてフォーメーションを入念にチェックしたが「はっきりした形はまだ。新しいことにチャレンジするわけだし、やってみないと分からない」と、期待と不安が交錯する本音もこぼれた。
山本監督は「(新システムは)かみ合ってきたら面白いし、そのためにはいくつか階段を上がっていかないといけない」と先を見据えている。開幕戦は不完全燃焼の引き分けに終わっている。スタートで出遅れないためにも、勝利がほしいところで、経験豊富な名波も新たな1歩を「いい転機にしたい」と力を込めた。【松本俊】
[2006/3/10/09:55 紙面から]
写真=ゴール前へ軽快に飛び込むMF名波
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